2025.06.25 プレスリリース 【記者発表】極小の「分子フラスコ」で高分子を合成――機能性高分子の精密合成に期待―― 東京大学 大学院工学系研究科の郭 香源 大学院生、 #東大生研 の張 典 特任助教、吉江 尚子 教授、中川 慎太郎 講師の研究グループは、単一の高分子をナノサイズの反応容器=「分子フラスコ」として用いて高分子を合成することに成功しました。ボトルブラシのような形状の高分子の「芯」の部分を反応場として用いる革新的な分子デザインで、様々な重合反応に対応可能な高い柔軟性・汎用性を実現しました。これまで重合反応の制御が困難だった共役系高分子など、機能性材料の精密合成への貢献が期待されます。
2025.06.24 トピックス 【報告】第6回UT²-MAC(第23回UT²)学生ワークショップ開催報告(開催日:2025/6/3~5) 本ワークショップは、東京大学(UT)、カナダのトロント大学(UT)、マクマスター大学(MAC)の3大学の学生交流を目的とし、講演に加え、本学 大学院工学系研究科および#東大生研の研究室見学ツアーも実施され、参加学生たちは講演や見学を通じて学術的な交流を深めました。
2025.06.19 プレスリリース 【共同発表】日立と東大、ビッグデータ検索を最大135倍高速化する「動的プルーニング技術」を開発――製造業のトレーサビリティや医療・金融分野のデータ利活用を支援し、社会課題解決に貢献――(発表主体:株式会社日立製作所) 株式会社日立製作所と #東大生研 は、ビッグデータ分析の高速化に向けて、相互に複雑なつながりを持つデータの検索速度を大幅に向上する「動的プルーニング技術」を開発しました。本技術では、再帰問合せ処理中に得られる情報をもとに、次に読み取るデータの範囲をリアルタイムかつ正確に特定することによって不要なデータ読み取りを削減し、検索速度を大幅に向上させます。今回、製造業の製品出荷判定を対象にした検証では、データ検索速度を従来比で最大135倍向上できることを確認しました。これにより、製品の設計から製造、流通、保守までの工程や部品の追跡などのグラフ構造データの分析業務を迅速化し、トレーサビリティの品質向上に貢献します。
2025.06.19 トピックス 【報告】「大学人のスタートアップ講座 vol.3」を開催 (開催日:2025/3/28) 2022年度より実施している本講座は、研究成果をスタートアップという手段で社会実装する意義や課題をテーマに、アカデミアにいる研究者がスタートアップを通じて社会とつながるための現場の声に直接触れ、実践的な気づきを得られる貴重な機会です。
2025.06.19 トピックス 【報告】UTokyo-IIS Research Collaboration Initiative Award 2024授賞式を開催 (開催日:2025/3/21) 本アワードが、#東大生研で学ぶ学生にとって、広範な学術的ネットワークの形成や社会との接点をより広く持つ契機となり、視野を広げた研究の深化とさらなる飛躍への励みとなることを願います。