【共同発表】降水・水蒸気・海水の同位体から水循環の履歴を読み解く気候モデル「MIROC6-iso」を開発―年々変動の再現性向上、観測データのない地域や時代の気候復元が可能に―(発表主体:中央大学)
このたび、中央大学の李 一帆 助教、千葉大学環境リモートセンシング研究センターの岡崎 淳史 准教授、#東大生研 のコクヮン アレクサンドル 特任助教、芳村 圭 教授からなる研究グループは、大気・陸・海洋・海氷を結合した全球気候モデルに「水の同位体」の挙動を実装したモデルを日本で初めて開発しました。産業革命後から近年(1850-2014年)の降水・水蒸気・海水・海氷の同位体比を、観測と整合的に再現しました。大気と海洋の相互作用を考慮することにより、太平洋表層海水の酸素同位体比(δ18Osw)の空間分布に加え、エルニーニョ・ラニーニャ現象に起因する年々変動の再現性が向上し、鉛直混合と水平移流の重要性を示しました。