2025.12.04 プレスリリース 【共同発表】レーザで描くフォノニックナノ構造による半導体サーマルマネジメント -ナノ構造を高速・低環境負荷で作製、実用化の加速に期待-(発表主体:東京科学大学) このたび、東京科学大学 工学院 機械系の半間 大基 大学院生、キム・ビョンギ 助教、伏信 一慶 教授と #東大生研 の野村 政宏 教授らの研究チームは、伝熱制御特性を持つフォノニックナノ構造を従来の1,000倍以上の高速で作製しました。 サーモリフレクタンス法とモンテカルロシミュレーションにより、構造内部での熱輸送メカニズムを解明しました。高性能・省エネルギーな電子機器や量子デバイスの実現に貢献することが期待されます。
2025.12.02 トピックス 【記事公開】ヒトの脳の仕組みを、作ってつないで理解する――軸索で相互接続された脳オルガノイドの活動―― 近年、オルガノイドと呼ばれる臓器モデルを作る研究が盛んに行われています。オルガノイドは、幹細胞やiPS細胞を目的の臓器の細胞に分化させ、さらに立体的に培養することで、細胞同士の相互作用や臓器の働きを一部再現するものです。脳を模したオルガノイドも作られており、脳科学研究の新たなアプローチとして注目されています。#東大生研 の池内 与志穂 教授は、脳オルガノイドに工夫を凝らし、他の研究者らがあまり試みていないユニークな方法で、複雑なヒトの脳の働きの秘密に迫っています。
2025.12.01 トピックス 【報告】万博スイス館における脳オルガノイド展示報告 (開催日:2025/6/11~8/12) #東大生研 池内 与志穂 教授とドゥンキ― 智也 特任研究員は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のスイス館において、脳オルガノイドの展示を実施した。
2025.11.25 プレスリリース 【記者発表】見えない水素の動きを捉えた――水素原子の量子トンネル効果の計測に成功―― #東大生研 の小澤 孝拓 助教と福谷 克之 教授、同大学大学院理学系研究科の一杉 太郎 教授(兼:東京科学大学 物質理工学院 特任教授)と清水 亮太 准教授(研究当時、現:分子科学研究所教授)、筑波大学 数理物質系の原山 勲 研究員(研究当時、現:日本原子力研究開発機構 研究員)と関場 大一郎 講師らによる研究グループは、共鳴核反応法と電気伝導測定を組み合わせた独自の手法により、水素原子の量子トンネル効果の計測に成功しました。金属中の水素原子が波動としての性質を示し、確率的にエネルギー障壁を透過する量子トンネルによって拡散することを明らかにしました。さらに伝導電子やフォノンとの相互作用によって量子トンネルが促進されることを実証しました。水素拡散の量子的性質の理解を深めるとともに、原子挙動の量子的制御技術の開発につながることが期待されます。