2024.04.11 プレスリリース 【記者発表】軸索で結合させた大脳オルガノイドは複雑な神経活動を示す――脳の発達と機能の解明に新たな手法を開発―― #東大生研 の池内 与志穂 准教授(兼務:同大学 Beyond AI研究推進機構、同大学大学院工学系研究科 化学生命工学専攻)、大崎 達哉 特任助教(研究当時)、周小余 特任助教、池上 康寛 特任研究員(研究当時)、ドゥンキー 智也 同大学大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 博士課程、ボルドー大学のロマン・ボボワ 博士課程、ティモテ・レヴィ 教授、鹿児島大学の玉川(中川)直 助教、宮崎大学の平野 羊嗣 准教授の研究チームは、ヒトの脳の複雑な神経回路網を再現するための新しいモデルを開発しました。ヒトiPS細胞由来の大脳オルガノイド同士を軸索で結合させた組織(コネクトイド)は、複雑かつ強い、同期した神経活動を示しました。また、光遺伝学的にオルガノイド間の神経束を刺激すると、神経活動の引き込みと短期的な可塑性が観察されました。本研究は、脳の領野間結合の発達メカニズムや機能の解明、および疾患治療法開発に新たなアプローチを提供します。
2024.04.10 トピックス 【報告】第1回HPC産業応用拡大プロジェクトシンポジウムを開催(開催日:2024/3/21) 3月21日(木)に、文部科学省のプロジェクトである「『富岳』成果創出加速プログラム」「AIの活用によるHPCの産業応用の飛躍的な拡大と次世代計算基盤の構築」に関する第1回HPC産業応用拡大プロジェクトシンポジウムを、#東大生研 コンベンションホール、および、Webex Webinarsによるハイブリッド形式にて開催した。
2024.04.05 プレスリリース 【記者発表】熱伝導の異方性が温度で逆転するシリコンナノ構造を実現 ――和装柄構造で半導体デバイスの進化に貢献―― #東大生研 のキム ビョンギ 特任助教、野村 政宏 教授らは、和装柄の一つである青海波に着目し、熱を運ぶ粒子の「フォノン」の指向性を利用することで、熱伝導の異方性を温度で逆転させる構造を実現しました。本構造の実現により、半導体デバイスの熱管理技術に新展開をもたらし、発熱の激しい先端半導体などの発展に貢献することが期待されます。
2024.04.03 トピックス 【報告】令和5年度 退職記念講演会(開催日:2024/3/15) 2024年3月をもって本所を退職される加藤 千幸 教授の退職教員記念講演会「流体工学と歩んだ40年余」が、3月15日(金)#東大生研にて開催されました。