2020.11.30 プレスリリース 【記者発表】木の年輪が語る、もはや戻れない温暖化・乾燥化の兆候~アジア内陸部で熱波と干ばつが同時に激化~ #東大生研 の金 炯俊 特任准教授らの研究グループは、木の年輪分析とモデルシミュレーションを組み合わせ、260年にわたる東アジア内陸部の水文気候の変動を再現しました。熱波の発生頻度と土壌水分量を分析した結果、最近約20年間で熱波と干ばつが同時に劇化していることが分かりました。
2020.11.17 プレスリリース 【記者発表】地球全域を対象とした、世界最高精度の地形データを公開~ 国内外3,000以上の研究機関が活用 ~ #東大生研 の山崎 大 准教授らの研究グループは、複数の衛星観測データと独自の地形解析アルゴリズムを組み合わせ、世界最高精度で地球全域をカバーする標高データ「MERIT DEM」と高精度河川地形データ「MERIT Hydro」を構築し、公開しました。気候変動予測モデルの高度化や洪水リスク評価の高精度化など、多様な分野でのブレイクスルーが期待されます。
2020.11.16 プレスリリース 【記者発表】アモルファス構造の解明に一歩前進~原子の配位数を可視化~ #東大生研 の溝口 照康 教授らの研究グループは、ガラスを構成する原子の配位数をナノメートルレベルの高い空間分解能で可視化することに成功しました。本手法を利用することで、これまで未知のベールに隠されていたアモルファス構造を詳細に理解することができ、新しいガラス材料の開発が加速できると期待されます。
2020.11.12 プレスリリース 【記者発表】スーパーコンピュータ「富岳」による大規模数値流体シミュレーションに関する研究がゴードン・ベル賞の最終候補に選出 東京大学、みずほ情報総研株式会社、理化学研究所、一般財団法人 日本造船技術センターの研究グループの研究が、ゴードン・ベル賞(Gordon Bell Prize)の最終候補に選出されました。
2020.11.11 プレスリリース 【共同発表】量子物理学の理論や波動関数に基づく新たな深層学習技術を開発-学習データにはない、分子構造が大きく異なる未知化合物に対する物性の外挿予測が可能-(発表主体:産業技術総合研究所) #東大生研 の溝口照康教授らの研究グループは、量子物理学の密度汎関数理論に基づく深層学習技術を開発しました。今回開発した技術では、深層学習モデルの内部に、波動関数と電子密度という量子物理的に最も基本的な情報を顕わに表現することによって、現在深層学習で大きな問題となっている予測結果の解釈性・信頼性の問題を解決しました。
2020.11.05 プレスリリース 【記者発表】光の波長より小さな世界で、走り、回る、新発想の光駆動ナノマシン #東大生研 の田中 嘉人 助教らの研究グループは、金属ナノ粒子中の電子のさざ波により光の持つ運動量を制御し、その反作用としてナノ粒子に働く光の力を利用して微小マシンを動かすことに成功しました。光で動くナノスケールのリニアモーターや回転モーターを実現しました。
2020.10.29 プレスリリース 【記者発表】携帯電話の位置情報を用いたコロナ禍での行動変容の解析 #東大生研 の関本義秀准教授らの研究グループは、携帯電話から取得される位置情報を用いて、東京都市圏におけるコロナ禍での緊急事態宣言発令前後での人々の行動変容について解析を行いました。解析の結果、3月初週時点で人々の自宅外での接触率は平時の6割程度に減少し、緊急事態宣言を発令したことで4月中旬での接触率は平時の2割程度まで抑えられていたことが分かりました。また、接触率の減少には東京都内で地域差があり、接触減少率とCOVID-19の実効再生産数との非線形な関係性も明らかにされました。
2020.10.21 プレスリリース 【共同発表】生殖補助医療につながる革新的AI開発に成功-不妊症の原因となる卵子の質の評価に応用可能-(発表主体:慶應義塾大学) #東大生研 の小林 徹也 准教授らのグループは、深層学習を用いることで、マウス受精卵の3次元蛍光顕微鏡画像から正確に細胞核を同定するアルゴリズム(QCANet)の開発に成功しました。また、QCANetは3つの生物種(マウス、線虫、ショウジョウバエ)の胚の核同定において、世界最高峰の核同定アルゴリズムとして知られる3D Mask R-CNNを凌駕することに成功しました。
2020.10.20 プレスリリース 【記者発表】実際の腸とそっくり!管状の足場上で細胞を培養し、腸チップを作製~薬剤の吸収効率や腸炎などへの効果検証に応用可能~ #東大生研 の松永 行子 准教授らの研究グループは、動力や特別な材料を使わず、管状のコラーゲンゲル上で腸上皮細胞を培養するだけで、腸のようなひだ状の構造を持った3次元(3D)の腸チップを作製する手法を開発しました。
2020.10.13 プレスリリース 【記者発表】水の特異性の起源と臨界現象 #東大生研 の田中 肇 教授(研究当時、現:名誉教授/シニア協力員らの研究グループは、水が示す、密度、等温圧縮率、比熱、拡散定数、粘度などのさまざまな物理量の異常な温度・圧力依存性を、X線散乱実験データの解析から求めた、液体の水の中に存在する2種類の構造の分率により説明するとともに、第2臨界点の位置を予測することに成功しました。