2023.03.10 プレスリリース 【共同発表】令和2年7月熊本豪雨をもたらした水蒸気の起源と履歴を解明~降水の同位体比から紐解く「線状降水帯」の新しい描像~(発表主体:九州大学) このたび、九州大学大学院理学研究院の李肖陽助教、川村隆一教授、熊本大学大学院先端科学研究部の一柳錦平准教授、#東大生研 の芳村圭教授の研究グループは、水の同位体分別の過程を組み込んだ同位体領域気象モデル(IsoRSM)を用いた高解像度数値シミュレーションによって、熊本豪雨の要因となった線状降水帯の再現実験を行い、同位体分別の情報から線状降水帯形成の新しい描像を得ることに成功しました。水蒸気の動態を特徴づける同位体分別の情報から、線状降水帯の上流側(大陸上)の水循環過程の予測精度がないと、線状降水帯の降水量予測の精度向上も困難であることが示唆されました。また、本研究の手法は、予測精度の検証への活用も期待されます。
2023.03.09 プレスリリース 【記者発表】東大生研次世代育成オフィスとJALによる中高生向け教育活動が日本オペレーションズ・リサーチ学会「第48回・普及賞」を受賞~SDGs観点からのワークショップ実施や動画コンテンツを公開しました~ #東大生研 次世代育成オフィスと日本航空は共同で、2016年度より、全国の中高生を対象に、STEAM教育としての横断的・総合的な学びを促す「飛行機ワークショップ」を継続開催してまいりました。このたび、2020・2021年度を担当した企画チームが、日本オペレーションズ・リサーチ学会 第48回・普及賞を受賞しました。本賞は、「社会における様々な問題を数学的に解決する科学的手法」であるOR分野の普及に大きな貢献をしたグループ等に対して贈られるもので、この活動がOR分野の普及に大きく貢献したと高く評価されました。
2023.03.02 プレスリリース 【共同発表】ハイエントロピー超伝導体の乱れと原子振動、電子状態を解明 ~高圧下で発現する特異な超伝導状態の起源に迫る~(発表主体:東京都立大学) このたび、東京都立大学大学院理学研究科の水口佳一准教授、栗田玲教授、島根大学総合理工学部の臼井秀知助教、#東大生研の高江恭平特任講師、北海道大学大学院工学研究院の三浦章准教授、広島大学先進理工系科学研究科の森吉千佳子教授らの研究グループは、放射光X線回折によってハイエントロピー金属テルライドの局所構造乱れを実験的に確認しました。また、MDシミュレーションおよび第一原理計算から、ハイエントロピー金属テルライドにおけるガラスで見られるような原子振動特性とぼやけた電子状態の発現を解明しました。
2023.02.21 トピックス 【報告】NAMIS Marathon Workshop 開催される(開催日:2022/12/4.5) 2022年12月4日(日)、5日(月)、の両日、NAMIS Marathon Workshop が台湾で開催された。