2026.02.03 トピックス 【記事公開】つながれた2つの脳オルガノイド ヒトの細胞から作られた小さな脳のモデル「脳オルガノイド」。#東大生研 の池内 与志穂 教授は、脳オルガノイド中の神経細胞の軸索を伸ばして複数の脳オルガノイドをつなぎ、「コネクトイド」と呼ばれるモデルを開発しています。池内教授の研究を「伸ばす」という動詞を切り口に紹介します。
2026.01.06 トピックス 【記事公開】勢いと行動力で道を切り拓く――ALS創薬に挑む起業の選択――東大生研 池内 与志穂 教授 × 株式会社Jiksak Bioengineering 川田 治良 代表取締役 クロストーク―― #東大生研 は教授だけでなく、准教授や講師もそれぞれ独自に研究室を主宰しているという特色があります。2014年に講師として #東大生研 に着任した池内 与志穂 教授は、立ち上げたばかりの研究室でひとり、今後の研究計画を練っていました。そこに訪ねてきたのが、当時ポスドクとして #東大生研 に所属し、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療薬開発を志していた川田 治良さんでした。ふたりは神経科学と工学を掛け合わせた研究を立ち上げ、やがてその成果はバイオベンチャー企業「Jiksak Bioengineering」の誕生へとつながっていきます。起業から8年。創薬を目指してひたむきに邁進する若き経営者・川田代表と、技術顧問として川田代表と並走しつつアカデミアでの研究を続ける池内教授。ふたりの対談から、博士だけでなく、修士や学士を含めた多様なキャリアの可能性が見えてきました。
2025.12.01 トピックス 【報告】万博スイス館における脳オルガノイド展示報告 (開催日:2025/6/11~8/12) #東大生研 池内 与志穂 教授とドゥンキ― 智也 特任研究員は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のスイス館において、脳オルガノイドの展示を実施した。
2025.12.02 トピックス 【記事公開】ヒトの脳の仕組みを、作ってつないで理解する――軸索で相互接続された脳オルガノイドの活動―― 近年、オルガノイドと呼ばれる臓器モデルを作る研究が盛んに行われています。オルガノイドは、幹細胞やiPS細胞を目的の臓器の細胞に分化させ、さらに立体的に培養することで、細胞同士の相互作用や臓器の働きを一部再現するものです。脳を模したオルガノイドも作られており、脳科学研究の新たなアプローチとして注目されています。#東大生研 の池内 与志穂 教授は、脳オルガノイドに工夫を凝らし、他の研究者らがあまり試みていないユニークな方法で、複雑なヒトの脳の働きの秘密に迫っています。
2024.08.27 プレスリリース 【共同発表】時はタンパク質合成なり -翻訳速度の網羅的計測-(発表主体:理化学研究所) 理化学研究所(理研)開拓研究本部岩崎RNAシステム生化学研究室の岩崎 信太郎 主任研究員、七野 悠一 研究員、戸室 幸太郎 大学院生リサーチ・アソシエイト、水戸 麻理 テクニカルスタッフⅠ、藤 博貴 学振特別研究員PD、河本 尚大 基礎科学特別研究員、 #東大生研 の池内 与志穂 准教授、周 小余 特任助教らの共同研究グループは、細胞内で「翻訳」を行うリボソームの数やタンパク質がつくられる速度を初めて網羅的に計測しました。本研究成果は、高効率なRNAワクチンの設計や、神経変性疾患やがんなどの翻訳異常を伴う疾患病態の理解へとつながるものと期待されます。
2024.06.21 プレスリリース 【記者発表】リアルタイム神経解析・操作ツール開発――神経細胞のリアルタイムクローズドループ実験をより簡単に―― #東大生研(兼務:同学 Beyond AI研究推進機構、兼担:同学 大学院工学系研究科化学生命工学専攻)の池内 与志穂 准教授、同学 大学院工学系研究科 ドゥンキー 智也 博士課程学生、ボルドー大学(フランス)のロマン・ボボワ 博士課程学生(研究当時、現: #東大生研 外国人特別研究員)、ジェレミー・シェスレ 博士課程学生(兼: #東大生研 国際協力研究員)、ティモテ・レヴィ 教授、パスカル・ブランシュロー 教授、ジェノバ大学(イタリア)のミケラ・キアッパローネ 准教授らの研究チームは、神経細胞と人工細胞のバイオハイブリッド実験を簡素化する新ツール「BiœmuS(バイオエムス)」を開発しました。BiœmuS(バイオエムス)は、低コストで柔軟性があり、神経ネットワークの動態を詳細に調査したりモデル化したり、シンプルに低遅延・リアルタイムのクローズド(閉)ループ実験を実現できます。
2024.04.11 プレスリリース 【記者発表】軸索で結合させた大脳オルガノイドは複雑な神経活動を示す――脳の発達と機能の解明に新たな手法を開発―― #東大生研 の池内 与志穂 准教授(兼務:同大学 Beyond AI研究推進機構、同大学大学院工学系研究科 化学生命工学専攻)、大崎 達哉 特任助教(研究当時)、周小余 特任助教、池上 康寛 特任研究員(研究当時)、ドゥンキー 智也 同大学大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 博士課程、ボルドー大学のロマン・ボボワ 博士課程、ティモテ・レヴィ 教授、鹿児島大学の玉川(中川)直 助教、宮崎大学の平野 羊嗣 准教授の研究チームは、ヒトの脳の複雑な神経回路網を再現するための新しいモデルを開発しました。ヒトiPS細胞由来の大脳オルガノイド同士を軸索で結合させた組織(コネクトイド)は、複雑かつ強い、同期した神経活動を示しました。また、光遺伝学的にオルガノイド間の神経束を刺激すると、神経活動の引き込みと短期的な可塑性が観察されました。本研究は、脳の領野間結合の発達メカニズムや機能の解明、および疾患治療法開発に新たなアプローチを提供します。
2024.03.14 プレスリリース 【共同発表】超特異的な遺伝子ノックダウン法を開発 -CRISPR-Casシステムによる特異的翻訳抑制-(発表主体:理化学研究所) 理化学研究所 開拓研究本部 岩崎RNAシステム生化学研究室の岩崎 信太郎 主任研究員、アントニオス・アポストロプロス国際プログラム・アソシエイト(研究当時、現研究生、#東大生研 特任研究員)、河本 尚 大学振特別研究員PD、七野 悠一 研究員、#東大生研 の池内 与志穂 准教授、周 小余 特任助教、愛知学院 大学薬学部の築地 仁美 教授らの共同研究グループは、目的の遺伝子の翻訳を極めて特異的に抑制する新手法CRISPRδ(クリスパー・デルタ)を開発しました。本研究成果は、遺伝子の機能を理解するという基礎生物学の発展に貢献するだけでなく、原因遺伝子の機能抑制を通じた疾患治療など、さまざまな応用につながることが期待されます。
2023.10.27 トピックス 【報告】ボルドー大学副学長御一行来訪(開催日:2023/9/27) 9月27日(水)、フランス・ボルドー大学の副学長Laurent SERVANT博士(Vice President for International Networks)、Nathalie SANS博士(Vice President for Research)の御一行が#東大生研所長室を表敬訪問された。
2023.03.16 プレスリリース 【記者発表】東京大学 生産技術研究所に「ニコン 光・精密フロンティア寄付研究部門」が開設―― 産学が連携し、光学分野の人材育成と研究テーマの創出をめざす ―― このたび、#東大生研 (所長:岡部 徹、東京都目黒区)は、株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)の寄附により、「ニコン 光・精密フロンティア寄付研究部門」を2023年4月1日に開設します。次世代の光学産業をリードする人材の育成に貢献するとともに、将来的に社会が求める価値を生み出すため、社会実装につながりうる研究テーマの創出をめざします。
2022.10.21 トピックス ビジョンの実現へ [UTokyo-IIS Bulletin Vol.10] 2022年6月13日(日本時間14日早朝)、本所は東京大学ニューヨークオフィス(UTokyoNY)で「Delivering the Vision—Closing the gap between academic research and society」と題するセミナーを開催しました。生命科学と工学の境界領域における研究活動にフォーカスを当てた活発な議論が繰り広げられ、示唆に富む内容となりました。本所は、研究者、エンジニア、デザイナー、研究を支援するサポーターの方々の学際的な対話やコラボレーションによって、研究を促進、革新することを目指しています。同セミナーには、本所のマイルス・ペニントン教授(デザイン先導イノベーション)、池内 与志穂 准教授(分子細胞工学)、川添 善行 准教授(建築デザイン)のほか、オンラインで藤井 輝夫・東京大学総長が参加しました。なお、同セミナーは、2020年にリニューアルしたニューヨークオフィスのお披露目も兼ねています。
2022.09.28 トピックス 【報告】第二回 化学が拓く もしかする未来 ~バイオ・医療・健康のための応用化学~ を開催(開催日:2022/8/22) 8月22日(月)、第二回 化学が拓く もしかする未来 ~バイオ・医療・健康のための応用化学~が、 #東大生研 An棟コンベンションホールとオンラインでのハイブリッド形式にて開催された。
2022.09.21 プレスリリース 【記者発表】光がん治療法の新原理を提案――必要に応じて薬剤を供給するドラッグデリバリーシステムへの発展に期待―― #東大生研 の村田 慧 助教、石井 和之 教授、池内 与志穂 准教授らの研究グループは、生体を透過しやすい赤色光を当てると、光が当たった部位でのみ薬剤が放出され、がん細胞を攻撃する、光がん治療法の新原理を提案しました。
2022.09.21 プレスリリース 【記者発表】皮膚の奥の神経が肌のシミ形成に影響、重要な働きを担う因子も同定 #東大生研 の池内 与志穂 准教授、周 小余特 任研究員らとポーラ化成工業株式会社の合同チームは、感覚神経とメラノサイトの関係に着目して詳細に調べた結果、ヒト皮膚のシミ内部では、シミのない部位に比べて感覚神経とメラノサイトの接触が増えていることが判明しました。また感覚神経がRGMBというタンパク質を分泌し、それを受けた色素細胞が活性化し、より多くの色素を産生することを示しました。皮膚の局所的な色素沈着(「シミ」など)の理解と、治療法の開発などに貢献できる可能性があります。
2022.08.19 トピックス 【報告】UTokyo-IIS Seminar in UTokyoNY「Delivering the Vision – Closing the gap between academic research and society」を開催(開催日:2022/6/13) 6月13日(月)(日本時間14日(火)早朝)に、UTokyo-IIS Seminar in UTokyoNY 「Delivering the Vision - Closing the gap between academic research and society」が、東京大学ニューヨークオフィス(UTokyoNY)とオンラインのハイブリッド形式で開催された。
2021.12.07 プレスリリース 【共同発表】ウイルスによる細胞のストレス応答抑制機構の解明-ウイルスタンパク質による神経保護治療の可能性を探る-(発表主体:理化学研究所) 理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター翻訳構造解析研究チームの伊藤拓宏チームリーダー、柏木一宏研究員、理研開拓研究本部岩崎RNAシステム生化学研究室の岩崎信太郎主任研究員、七野悠一基礎科学特別研究員、#東大生研 の池内与志穂准教授、大﨑達哉特任助教らの国際共同研究グループは、宿主細胞のストレス応答を逃れて増殖するウイルスの分子機構を解明し、この分子機構を応用することで神経細胞の変性を抑制できることを示しました。本研究成果は、細胞がウイルス感染を検知して翻訳を止める「ストレス応答経路」の解明や、ストレス応答経路が病態に深く関与している神経変性疾患の治療法の開発につながるものと期待できます。
2019.04.19 プレスリリース 【記者発表】大脳の領域同士の「つながり」をまねた人工神経組織をヒトiPS細胞から作製 池内 与志穂 准教授の研究グループは、ヒトiPS細胞から2つの大脳神経組織を作製し、それらを軸索が束状にあつまった組織でつなぐことに成功しました。