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【報告】第二回 化学が拓く もしかする未来 ~バイオ・医療・健康のための応用化学~ を開催(開催日:2022/8/22)

 8月22日(月)、第二回 化学が拓く もしかする未来 ~バイオ・医療・健康のための応用化学~が、本所An棟コンベンションホールとオンラインでのハイブリッド形式にて開催された。本イベントは、本所の教員が行っている生命科学に関連する応用化学についての研究の例を紹介した後、パネルディスカッションを行うことで、参加者をまじえてバイオ・医療・健康のための応用化学や最先端の研究内容について触れる・考える機会をつくることを目的としている。当日は、中・高校生を主として、学校関係者や大学生、社会人など幅広い層から、現地参加(11名)とオンライン参加(40名強)をあわせて50名を超える参加者があり、盛況な会となった。

 本イベントは本所 南 豪 准教授の司会で進められ、本所 立間 徹 教授による開会挨拶の後に、本所 工藤 一秋 教授が「生命にならうミクロ世界のものづくり」と題した講演を行った。その後、本所 杉原 加織 講師による「脂質からバイオテクノロジーをつくる」と題した講演に続き、本所 池内 与志穂 准教授による「脳のような組織をつくる」という題目での講演と、本所 石井 和之 教授による「体の中で機能する分子をつくる」というタイトルでの講演が行われた。全ての講演終了後にはパネルディスカッションを行い、現地参加の中高生やオンラインの参加者から、講演内容や、化学と医療との関係、研究の発想の原点や研究の進め方、など多様な観点からの質問に基づく質疑応答も行い、バイオ・医療・健康に関連する今後の科学技術の発展の可能性も含めて、活発な議論を行った。

 本イベントは、参加者の7割強ほどが中・高校生であり、特に若い世代の皆さんにとって、本所で行われている最先端の研究内容に触れ、次世代を支える科学技術について考える機会となったのであれば幸いである。

(物質・環境系部門 教授 砂田 祐輔)

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左から、立間教授による開会挨拶、杉原講師による講演

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パネルディスカッションで質問に答える池内准教授(左)、工藤教授(中央)、石井教授(右)

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