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【報告】タイ王国AIT・カセサート大学・生研合同学生セミナー開催(開催日:2022/9/1)

 9月1日(木)、タイ王国よりアジア工科大学院(AIT)とカセサート大学の教員、職員、学生の合計10名が本所を来訪された。コロナ禍を経て3年ぶりに再開したAITの海外訪問先に、地盤工学を専門とするDr.Kuo-Chieh Chao 准教授の希望で日本が選ばれた。一行は、同じく地盤工学を専門とする本所 桑野 玲子 教授 の研究室の地下実験設備 を見学後、本所 竹内 渉 教授の研究室と合同学生セミナーを開催した。

 実験設備の見学は、本所から本学 大学院工学系研究科に移られた古関 潤一 研究室で博士課程を過ごしたカセサート大学の助教 Dr. Jirat Teparaksaにとっては、懐かしいひと時となった。合同学生セミナーは、AITの博士課程3年 Terdkiad Nontapot さんによるタイ北部で頻発する大規模な土砂崩れについての地盤調査報告と、本所の修士課程2年 San Jose Ira Karrel De Leonさんによるフィリピンでの台風による大規模土砂崩れを衛星リモートセンシングで検知する技術についての研究発表が行われた。竹内教授は、8月中旬に本所が設置しているAIT内のRegional Network office for Urban Safety (RNUS)を3年ぶりに訪問しインフラヘルスに関する講義を実施した直後であったが、このような双方向的な行き来が活発化し、国際共同研究へとつながるように今後も活動を継続していく予定である。                       

 (人間・社会系部門 教授 竹内 渉)

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駒場リサーチキャンパス内での集合写真

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左から、桑野研究室の地下実験室見学の様子、研究発表の様子、アジア工科大学院 Dr. Kuo Chieh Chao と本所 竹内教授

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