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【報告】東大駒場リサーチキャンパス公開2026 広報室企画報告「願いと実りのイチョウ」および「AIが描く『もしかする未来』にあなたから一言!」(開催日:2026/6/5.6)

 6月5日(金)および6日(土)に開催された東大駒場リサーチキャンパス公開2026において、広報室では、「願いと実りのイチョウ」および「AIが描く『もしかする未来』にあなたから一言!」を企画し、C棟1階ピロティにて実施した。

 「願いと実りのイチョウ」は、本所の各研究室が描く「もしかする未来」像を紹介し、各研究室への来訪誘致を目的とした企画である。本年度は、74研究室の「もしかする未来」像を印刷したカードを、本所 武藤 宝 研究室が設計したイチョウの展開型オブジェに展示した。来場者にはカードを鑑賞していただくとともに、研究者にかなえてほしい未来像や願いをイチョウ型のメモ用紙に記載いただいた結果、合計206件の願いがオブジェを彩った。「副作用が少ない薬」「食べても太らないような体」など、健康・医療・ウェルビーイングに関する願いが最も多く、移動や生活を助けるロボット、平和や社会制度への願いも目立った。

 新企画「AIが描く『もしかする未来』にあなたから一言!」は、2025年度に本所から配信されたプレスリリースの中から8つの研究成果を選び、生成AIを用いて仮想的な「2050年の暮らし」の一場面を描き、教員からのコメントを付して展示した。水素原子の量子トンネル効果から自動運転レベル4の運行開始まで、多岐にわたる分野の成果より導かれた未来像に、多くの来場者が足を止め、じっくり読み込んでいた。また、展示をきっかけに同行者との対話が展開している様子が印象的であった。来場者からは合計44件のコメントが寄せられ、期待と懸念が拮抗していた。「役立ちそう」「面白そう」という前向きな反応の一方で、自動運転・AI・医療といった生活に入り込む技術ほど、安全性・管理主体・人間の主体性・データ利用・社会実装の現実性などへの懸念が現れた。本展示が「工学研究が将来の暮らしや社会とどのように関わりうるか」を考えていただくきっかけとなれば幸いである。

 本企画には本所 石井 和之 教授、杉原 加織 准教授、中野 公彦 教授、野村 政宏 教授、福谷 克之 教授、松永 行子 教授、溝口 照康 教授、芳村 圭 教授に協力いただきました。その他、イチョウの展開型オブジェを制作いただきました武藤研究室の皆さま、本企画に協力いただきました皆さまに心から感謝を申し上げます。

(広報室 室長・准教授 松山 桃世、学術専門職員 楠井 美緒、
学術専門職員 岡田 麻記子、特任専門職員 長島 美絵)

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左から、「願いと実りのイチョウ」に「願い」を吊るす来場者の様子、「AIが描く『もしかする未来』にあなたから一言!」に読み入る来場者の様子、多くの来場者が足を止め、展示に見入った

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