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【学内・前期課程対象】「リベラルアーツとしての工学:工学の歴史・現在・未来を俯瞰するオムニバス講義」開講のご案内(開催:2023/10/3~2024/1/30)

 生産技術研究所「文化をめぐる人文と工学の研究グループ」の企画のもと、2023年度Aセメスターにて教養学部1、2年生を対象に「リベラルアーツとしての工学:工学の歴史・現在・未来を俯瞰するオムニバス講義」(全13回)を開講いたします。文化×工学研究会における、本学 小林 康夫 名誉教授(総合文化研究科)による問題提起を契機として2年超にわたり検討を重ねてまいりました。

 工学の主要領域にて先端研究に携わる本所に所属する研究者が、専門領域の過去、現在、未来を踏まえつつ、人間や社会との関係性を考えるうえで焦点をなす研究や事例に着目し、数式を基本的に使わずに講義を行います。

 工学が社会そして人間をも大きく規定するようになった現代、工学はもはやエンジニアだけではなく社会全体で共有し、考えるべきテーマでもあります。人間・社会との関係性のなかで、文系理系を問わず教養学部の学生が総合的に工学を学び、社会を構成している工学の発想に接することで、未来を拓くための基盤となる知見を得るとともに、俯瞰的な視点を涵養する機会となることを目的としています。                       

〇対象:教養学部1,2年生 (文理共通)
〇時限:2023年度Aセメスター 火曜3限
〇教室:東京大学駒場Ⅰキャンパス
10月3日(火)のみオンライン開催、詳細はITC-LMSを参照のこと。
〇詳細:https://www.cue.iis.u-tokyo.ac.jp/curriculum2023
〇申込:要履修登録(所属学部のスケジュールに従って下さい)

【オリエンテーション】
戸矢 理衣奈 准教授「講義概要」・登壇予定教員による講義紹介
本学 小林 康夫 名誉教授・野城 智也 名誉教授からのメッセージ

【人間史としての工学:「歴史」】
今井 公太郎 教授
「工学の地図は描けるか? ー イノベーションの波が描く工学の全体像」
戸矢 理衣奈 准教授
「大学にみる工学の歴史」

【人間史としての工学:「各論」】
今井 公太郎 教授
「文化と工学のインテグレーションとしての建築 ー 超高層と大空間」
石井 和之 教授
「新物質・人類・生命・地球の観点から化学を俯瞰する」
枝川 圭一 教授
「暮らしを支える材料工学ー物質の機能発現とその利用」
吉川 暢宏 教授
「エネルギーインフラを支える材料強度学 ーGX実現の課題ー」
志村 努 教授
「最先端物理の工学応用 - 量子力学が無ければ、スマホも自動車も湯沸かし器も動かない」
平本 俊郎 教授
「半導体のお話 ー 最先端物理の身近な応用例」
川添 善行 准教授・本間 裕大 准教授
「デザインと数学から見つめる都市 −意匠と研究の最前線ー」
菅野 裕介 准教授
「情報工学は何をつくってきたのか ー 大規模深層学習以降の工学のあり方について考える」
松永 行子 教授・池内 与志穂 准教授
「からだの外でイカす細胞組織体:生命工学の未来」
芳村 圭 教授
「データ同化によってつなげる江戸時代の日記と同位体と気候変動」
総合ディスカッション 

〇お問合せ:本所 戸矢 理衣奈 准教授 (rtoya 続いて @iis.u-tokyo.ac.jp)

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