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松久 直司 准教授がMIT Technology Review Innovator Under 35 Globalを受賞

令和4年6月29日、MIT Technology Review Innovator Under 35 Globalの受賞者が発表され、東京大学 生産技術研究所の松久 直司 准教授が受賞しました。

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○MIT Technology Review Innovator Under 35 Globalとは
「MIT Technology Review Innovators Under 35」は、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア部門「MIT Technology Review」が主催する国際アワードです。独創的で才能ある35才未満の若きイノベーターの発掘を目的とし、過去にはGoogle共同創業者のセルゲイ・ブリン氏、Meta共同創業者兼会長兼CEOのマーク・ザッカーバーグ氏も受賞するなど、国際的に権威あるアワードとして高く評価されています。2020年から本賞の日本ローカル版である「MIT Technology Review Innovators Under 35 Japan」も始まっています。

https://www.technologyreview.com/supertopic/2022-innovators
https://www.technologyreview.com/innovator/naoji-matsuhisa

○受賞情報
受賞テーマ:
次世代ウェアラブルデバイスのための高周波伸縮性ダイオード

概要:
ヘルスケア用途のため、ウェアラブルデバイスの重要性が広く認識されています。しかし、腕時計型や指輪型の"硬い"デバイスは、長時間の着け心地が悪い、大画面にできないなどの問題がありました。そこで松久氏はゴムのように柔らかく、皮膚にピタッと密着する電子デバイスを開発してきました。受賞研究では、柔らかいデバイスの高周波駆動に成功し、肌に貼ったままで無線給電・通信が行えることを世界で初めて実証しました。

○受賞コメント:
この度の受賞は、私が本学で学生だった頃から海外でのポスドクを経て前職の慶應義塾大学までの約10年の伸縮性エレクトロニクスに関する研究の集大成です。これまでご指導・ご支援くださった多数の方々のおかげであり、深く感謝申し上げます。世界的に認知される本賞の受賞をきっかけとして、本学生産技術研究所で再始動を始めた私の研究室での研究が世界に大きく開いていくよう、これからも研究に邁進し、社会に貢献できるように尽力していきたいと思います。

松久研究室ウェブサイト
https://www.naojimatsuhisa.com/

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