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杉浦 慎哉 准教授が日本学術振興会賞を受賞

 本所 ソシオグローバル情報工学研究センターの杉浦 慎哉 准教授が第18回日本学術振興会賞を受賞しました。同賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を見い出し、顕彰することで研究意欲を高め、研究の発展を支援することにより我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルに発展させることを目的として設立されました。令和3年度は480名の候補者の中から25名が受賞しました。COVID-19感染拡大の影響で授賞式が二年連続開催取り止めとなりましたが、秋篠宮皇嗣殿下から文面にてお祝いのお言葉が披露されました。

 授賞対象となった研究課題は「先進的信号処理によるワイヤレス通信システム高度化に関する研究」です。杉浦准教授は次世代通信システムのキーとなる符号化、および、変復調技術などのデジタル信号処理の開発に従事してきました。その中でも特に、複数のアンテナ素子を有する送信局において一素子のみを起動する空間変調方式の開発に取り組み、送信局の装置規模・消費電力を減少させることができる現実的な大規模複数アンテナ伝送を提案しました。今回の受賞はこうした業績が評価された結果と考えられます。今後は、ワイヤレス通信技術のさらなる高度化において活躍が期待されています。

(広報室)

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賞状と賞碑

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杉浦准教授

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