2025.03.31 プレスリリース 【共同発表】国内初!岡崎市と東京大学 生産技術研究所は「長時間洪水予測技術を用いた災害対策の推進に関する協定」を締結しました。 岡崎市と #東大生研 は、長時間洪水予測技術を用いた災害対策研究を推進し、併せて、風水害対応を高度化するために協定を締結しました。洪水災害対策での協定は、東京大学 生産技術研究所と基礎自治体にとって、国内初の事例です。
2025.03.28 プレスリリース 【記者発表】二次元格子をひねって重ねると一次元超格子が出現――二次元原子層物質が一次元物性研究の新しいプラットフォームに―― #東大生研 の張 奕勁 助教と町田 友樹 教授らの研究グループは、北陸先端科学技術大学院大学 ナノマテリアル・デバイス研究領域の大島 義文 教授および高村 由起子 教授の研究グループ、大阪大学大学院 理学研究科の越野 幹人 教授の研究グループと共同で、シート状の原子層二枚を、特定の角度に向きをずらして重ねると、一方向に縞模様を持つ一次元モアレ超格子構造が形成できることを発見しました。従来のモアレ超格子は原子層の構造と類似の二次元の周期性を持ちますが、本研究では、一次元の周期性しか持たない新しいコンセプトのモアレ超格子を提案・実証しました。モアレ超格子による原子層の性質の人工制御物性変調や、一次元性ならではの異方性の高い新奇物性研究の新しいプラットフォームになることが期待されます。また、素子応用に向けた研究の発展にも寄与することが期待されます。
2025.03.26 トピックス AUVによる道東太平洋沖における深海生物資源の分布状況を把握する調査を開始します #東大生研 は、海洋エンジニアリング株式会社および株式会社ディープ・リッジ・テクの3者で構成される共同企業体として、国立研究開発法人水産研究・教育機構開発調査センターから委託をうけた「道東太平洋沖における深海生物資源の分布状況を把握する調査」研究を開始します。
2025.03.25 プレスリリース 【共同発表】携帯電話を利用した接触追跡の感度向上へ~比較分析による最適な手法の探求~(発表主体:北見工業大学) 北見工業大学(学長:榮坂俊雄)工学部の奥村 貴史 教授、升井 洋志 教授、東京大学 空間情報科学研究センター長・デジタル空間社会連携研究機構長 兼 #東大生研 教授の関本 義秀 教授を中心とする研究グループは、新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOAなどが採用するBluetooth Low Energy(BLE)方式と、パンデミック以前から研究が進められていた携帯電話基地局の接続情報を活用するCIRCLE(Computation of Infection Risk via Confidential Locational Entries)方式を比較し、CIRCLE方式が最大でBLE方式の約7倍の感度を示すことを確認しました。感染症対策において、平時の麻疹患者発生時やパンデミック初期など、感染者が少ない状況では接触検知の感度が高いことが望まれます。一方、感染者が増加すると、感度よりも検知の正確性を高めることが合理的です。今後、これら異なる特性を持つ技術を組み合わせることによる接触追跡アプリの実用性向上が期待されます。
2025.03.21 トピックス 【記事公開】環境を守りながら経済発展するために金属を「廻す」――ものづくりを支える金属リサイクル技術―― 先端テクノロジーを支える金属材料。電子部品、自動車排ガス浄化触媒、燃料電池、医薬品や医療器具には、貴金属が用いられています。資源量が限られる貴金属のリサイクルは不可欠ですが、そこには課題も。貴金属をはじめ、あらゆる金属のリサイクル技術の開発に挑む #東大生研 の大内 隆成 講師を紹介します。
2025.03.17 プレスリリース 【記者発表】パワー半導体のスイッチング損失を自動低減するゲート駆動ICチップの適用範囲を拡大 ――一般的な3本足パッケージのパワー半導体にも適用可能に―― #東大生研 の高宮 真 教授、梁 耀淦 特任研究員、芝浦工業大学 工学部 畑 勝裕 准教授らの研究グループは、パワー半導体のスイッチング損失を自動で低減するゲート駆動ICチップの適用範囲を大幅に拡大することに成功しました。従来、4本足パッケージのパワー半導体にのみ対応していた技術を、3本足パッケージのパワー半導体にも適用できるように改良し、対応する品種数を約5倍に増加させました。この成果により、省エネルギー技術の普及が加速し、パワーエレクトロニクス機器の高効率化を通じて温室効果ガス排出削減への貢献が期待されます。