2025.09.02 トピックス 【報告】檜垣 万里子 研究室、山中 俊治 研究室「Re charge」展 開催(開催日:2025/5/30~7/31) 5月30日(金)から7月31日(木)まで#東大生研 S棟ギャラリーにて、本所 檜垣 万里子 研究室と山中 俊治 研究室が合同で、「Re charge」展を開催した。
2025.09.02 トピックス 【記事公開】巨大地震のメカニズム解明を近づける、UAVによる深海底観測技術 巨大地震のメカニズムを解明し、その規模や発生頻度を予測できるようになるためには、海底の動きをセンチメートルの精度で、かつ頻繁に観測することが必要です。しかし現状では、船で観測したい場所まで行ってデータを取って戻ってくる、という方法が採られているため、十分な頻度での観測ができません。そうした中、#東大生研 の横田 裕輔 准教授は、株式会社ハマとの共同研究で、世界で初めて、海面に着水しているUAV(無人航空機)を用いて、センチメートルの精度で海底の位置を計測することに成功しました。海底の位置計測の高頻度化や低コスト化を可能にする技術として、注目を集めています。
2025.08.26 トピックス 【記事公開】東京の暑さを高解像度で再現――30年の気候変化を解析―― #東大生研 の菊本 英紀 准教授らの研究チームは、東京の暑さの実態をより詳しく明らかにする解析手法を開発しました。気象観測データと最新の気候解析データを組み合わせることで、過去30年以上にわたる気温や湿度の変化を高解像度で再現しました。これにより、昼夜の気温の違いや、極端高温日が発生しやすい場所を詳細に地図化することが可能になりました。この成果は、熱中症リスクの軽減や都市の暑さ対策に役立つと期待されており、将来的には街づくりや都市計画にも活用される可能性があります。
2025.08.08 トピックス 海底ケーブル地震観測網DONETの温度計で100km 以上にわたって同期する海洋波を検出 南海トラフの海底ケーブル地震観測網DONETは緊急地震速報や津波の予測に用いられています。この海底地震計には、別途、地震計に付随する形で温度計が設置されており、海底付近の温度を計測しています。#東大生研 横田裕輔 准教授、同大学 井上智裕 特別研究員/日本学術振興会 特別研究員(研究当時)と防災科学技術研究所 久保田達矢 主任研究員の共同研究チームは、長期間の海底温度データを調査したところ、南海トラフに沿って、100km以上の領域にわたって同期して変動する海洋波を初めて検出しました。海洋学的には“沿岸捕捉波(Coastal Trapped Wave; CTW)”の可能性があり、海底地震観測網が新たな海洋学的な観測の可能性を示した珍しい観測事例です。温度変化は非常に小さく、海底圧力計などでは検知できないレベルの現象であり、南海トラフの地震観測やスロースリップの観測には影響を与えない規模の信号です。将来、より高精度のスロースリップ検出などが実施される場合にはノイズとなる可能性があります。
2025.08.05 トピックス 【記事公開】理論的にありえない?「準結晶」の謎に迫る――特殊な秩序を持つ準結晶の形成メカニズムを解明―― 「第3の固体」こと準結晶とは、何物なのか──。#東大生研 の枝川 圭一 教授は、準結晶の黎明期から研究を続けるフロントランナーです。謎に包まれていた準結晶の形成過程を動画で捉えるなど、「未知」を切り拓いてきた研究成果と、独自性に迫ります。
2025.08.01 プレスリリース 【共同発表】長野市と東京大学 生産技術研究所が連携協力協定を締結(発表主体:長野市) 長野市と #東大生研 は、令和7年8月1日、「持続可能なまちづくりに関する相互の協力及び連携に関する連携協力協定」を締結しました。これを契機に、今後、両者は長野市における地域の課題を把握し、学術研究交流活動を通じて、活力ある個性豊かな地域社会の形成・発展に寄与するとともに、関連する学術の発展に寄与していきます。また、この連携を推進するために長野市内(R-DEPOT)に活動拠点「シナジーベース」を設置することとします。