本学 ワンヘルス・ワンワールド連携研究機構(OHOW)は、11月20日(木)から22日(土)にかけ、インドのルールキー(デリーから北東180kmに位置する学術都市)にて「The 4th International Symposium on One Health, One World」を成功裏に開催しました。シンポジウムは、タイ、バングラデシュ、マレーシアでの過去3回の開催を経て、今回初めてインドで開催され、世界各地から集まった研究者や専門家が、One Healthの課題解決に向けた議論を展開しました。
シンポジウムには、総勢337名にご参加いただき、参加者の国籍は、開催国であるインドからの302名を筆頭に、日本(23名)、ネパール(3名)、ミャンマー(2名)、ポルトガル(2名)など、合計10の国と地域(バングラデシュ、ニュージーランド、台湾、タイ、インドネシアから各1名)に及び、国際色豊かな場となりました。
シンポジウムでは、総計142名の発表者によって多岐にわたる研究成果が紹介されました。具体的には、本所 目黒 公郎 教授ら8名による特別講演、本所 南 豪 准教授、ネパールのDr. Ramesh Guragain、タイ王国のアジア工科大学院(Asian Institute of Technology: AIT)Prof. Pennung Warnitchai、ミャンマー地震工学会Saw Htwe Zaw副会長ら10名による基調講演、これに加え、98名の口頭発表と26名のE-poster発表を行いました。
シンポジウムは、One Healthが対象とする「ヒト・動物・地球環境から社会が直面している様々なリスク」について一堂が理解するとともに、これらに対応するために関連学術分野が総合的・協調的に発展するための有意義な議論が行われました。
若手研究者や学生の優れた研究を奨励するため、「Best Oral Presentation Award」が授与されました。栄えある第1位には室蘭工業大学 泉 佑太 准教授、第2位はインドのIIT Madras に所属する学生のPrashant Anant Bansodeさん、第3位はインドのACSIR-CBRIに所属する学生のRoorkee Ashish Kapoorさんと、本学 先端科学技術研究センター 廣井 悠 研究室 井澤 佳織 特任助教が受賞しました。
プログラムは学際的な内容を網羅し、シンポジウム期間中には、関連分野の最新技術や取り組みを紹介する22の展示ブースも設けられ、本所もブースを出展しました。
また、シンポジウム開催に先立ち、One World Hazards Workshop, Student Competitionsと題して若手研究者向けにプレカンファレンス・ワークショップを実施しました。初日のプログラム「Are you ready for the next pandemic?」 には5チーム20名、翌日のプログラム「Seismic Resistance Building Competition, Bridge Building Competition」には7チーム25名が参加し、4チームが表彰されました(優秀防災ポスター2チーム、振動台で壊れなかった1チームと橋が重さに耐えた1チーム)。
OHOWは、今後もグローバルな課題解決に貢献する場を提供してまいります。次回は2026年11月にフィリピンでの開催を予定しております。
(ワンヘルス・ワンワールド連携研究機構 機構長・教授 竹内 渉)

左から、目黒教授と南准教授による特別講演の様子、Warnitchai教授による基調講演の様子

左から、Zaw副会長によるBright Speak lectureの様子、生研展示ブース、
Best Oral Presentation Awardの受賞者 左から、本所 竹内 渉 教授、目黒教授、井澤特任助教、Kapporさん、泉准教授
集合写真