9月21日(日)から27日(土)にかけて、本所 年吉 洋 所長および川添 善行 准教授はJapan Scholarとしてインドを訪問し、インド工科大学デリー校およびハイデラバード校において講演を行いました。
Japan Scholar制度は、文部科学省から本学が受託している「日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業」(南西アジア地域)の一環で実施しています。インドを中心とする南西アジア地域の大学生や高校生に向け、日本の研究者による講義を現地で開催し、日本の大学の研究水準や学修環境への理解を深めることで、日本への留学を促進することを目的としています。
インド工科大学デリー校では、Research & Innovation Parkや実験設備を視察した後、電気工学科の教員と懇談を行い、最後に年吉所長が「Introduction to MEMS: From Biomedical to IoT Applications」と題して、本書の紹介と専門分野に関する講演を行いました。講演後には多くの学生が質問のために集まり、なかには自身の論文を手渡す学生も見られるなど、関心の高さがうかがえました。
講演の前後には、在インド日本国大使館および、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)、JICA(国際協力機構)、JETRO(日本貿易振興機構)の各デリー事務所を訪問し、情報収集および意見交換を行いました。
インド工科大学ハイデラバード校でも同様に、年吉所長および川添准教授が講演を行いました。同校は、安倍元首相と当時のインド首脳との会談を契機に日本政府の支援で設立された大学であり、川添准教授は中央図書館やビジネス・インキュベーション・センターの設計に携わった経緯があります。同校にはJapan Officeが設置され、スズキ株式会社によるイノベーションセンターの設置など、日本との関係が深いことが特徴です。滞在中には、大学内の関連施設を訪問したほか、インド最大級のスタートアップ支援施設とされるテランガナ州政府のT-HubおよびT-Worksも視察しました。
2025年8月の日印首脳会談で発表された「日印人材交流イニシアティブ」によると、今後5年間で50万人以上の人材交流を目指し、その中にはインドから日本への専門人材5万人が含まれるとされています。本所としても、これまでの国際連携の経験を活かし、インドと既に連携している研究者を中心に、人材交流の促進に貢献していきたいと考えています。
(国際・産学連携室 高度学術員 有馬 みき)

左から、インド工科大学デリー校にて講演を行う年吉所長と電気工学科教員との懇談の様子、
デリー校内にて 左から、川添准教授、年吉所長、本所 有馬 みき 高度学術員、本学 グローバル教育センター 塩山 皐月 特任助教

左から、インド工科大学ハイデラバード校にて講演を行う年吉所長と川添准教授、講演会参加者の集合写真