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【報告】「東大駒場リサーチキャンパス公開2025」 広報室企画報告(開催日:2025/5/30.31)

 5月30日(金)および31日(土)に開催した東大駒場リサーチキャンパス公開2025において、本所 広報室では、「願いと実りのイチョウ〜みんなの願いに、研究者が答えます~」および「研究者が描く『もしかする未来』に、あなたから一言!」を企画し、C棟1階ピロティにて実施した。

 「願いと実りのイチョウ〜みんなの願いに、研究者が答えます~」は、本所の各研究室が描く「もしかする未来」像を紹介し、各研究室への来訪誘致を目的とした企画である。本年度は、本所 年吉 洋 所長の呼びかけのもと全147研究室に対しアンケートを行い、回答があった71研究室の「もしかする未来」像を印刷したカードを、本所 川口 健一 研究室が設計したテンセグリティ構造のオブジェに展示した。参加者にはカードを鑑賞していただくとともに、研究者にかなえてほしい未来像や願いをイチョウ型のメモ用紙に記載いただき、112の願いがオブジェを彩った。また、昨年同様、願いと実りのイチョウ展示が始まって7年の間に来場者から寄せられた願いから27の願いを選び、これに対して本年のキャンパス公開新企画である「生研ピックアップ企画」にアサインされた17名の教員から寄せられたコメントを展示した。「蚊に絶対さされなくなる虫よけスプレーがほしい」に対して「都市全体で蚊に対峙」(本所 川添 善行 准教授)や、「巨大地震にも耐えられる家がほしい」に対して「注目すべきは、家を支える地盤の強化」(本所 清田 隆 教授)など、好奇心を掻き立てるコメントに、雨が吹き込み強風に煽られる展示スペースにも関わらず来訪者が足を止め、じっくり読みこんでいた。

 「研究者が描く『もしかする未来』に、あなたから一言!」は、本所のウェブマガジン「もしかする未来 Case #UTokyo-IIS ( https://magazine.iis.u-tokyo.ac.jp/ )」の周知を目的とした企画である。本ウェブマガジンは、本所が提起するさまざまな「もしかする未来」像を社会に紹介し、期待や不安、自由コメントを閲覧者から投稿いただくことで、本所と社会との対話の場となることを目指している。本年度は「生研ピックアップ企画」と連動した上記の願いとコメント19件をウェブマガジンに公開するとともに、当日の広報室企画ブースにも記事を掲示した。ウェブマガジンの該当記事につながるQRコードをつけ、参加者にアクセスを促し、投票やコメントをしていただいた方に本所オリジナルクリアファイルを贈呈した。「ピタッと装着、ウェアラブル診断」(本所 松久 直司 准教授)の記事に対して「手のひらで文字表示ができたら筆談している時間も少なくすみそう」など、合計55件のコメントが寄せられた。

 テンセグリティ構造のオブジェの組み立てには、川口研究室や事務部の皆さまなど多くの方にご協力頂きました。その他、本企画にご協力いただきました皆さまに心から感謝を申し上げます。

(広報室)

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左から、願いと実りのイチョウに見入る来場者、教員からの好奇心を掻き立てるコメントに見入る来場者

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