10月31日（火）に、第３回となるエックス・マルセイユ大学（Aix-Marseille University; AMU）と本所との交流ワークショップが駒場リサーチキャンパスにて開催されました。本ワークショップは、2020年に締結された本所とAMUの研究交流覚書（MOU）に基づくもので、AMUからは幹事のMarc Bescond博士に加えて、Fabienne Michelini教授、Josene Toldo博士が対面で、またNicolas Bonod教授、Marc Bocquet教授がオンラインで参加しました。また本所およびLaboratory for Integrated Micro-Mechatronics Systems （以下、LIMMS）からは、LIMMSディレクターのSebastian Volz博士、Anthony Genot博士、河野 崇 教授、岩本 敏 教授、松久 直司 准教授、平川 一彦 教授が参加し、ナノ物理、フォトニクス、情報処理、分子技術など様々な領域での最新の成果を相互に紹介しました。さらにAMUからの参加者には、興味がある研究室を訪問し、共同研究の可能性など自由に討論が行われました。

　本所に附属するLIMMSはフランスCNRSの海外研究ユニットの一つで、多くのフランス人研究者が滞在し、本所の研究室と協力して研究を推進しています。今回のAMU側の幹事を務めたBescond博士も本所の国際研究員としてLIMMSに４年間滞在し、大きな成果を挙げられました。AMUに帰任後も、本所とAMUの共同研究をさらに推進したいと言うことでMOUが締結された経緯があります。今後、ますます様々な分野での交流が進んで行くものと期待しております。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　（LIMMS　教授　平川 一彦）

ワークショップ参加者の集合写真

オンライン参加者