ニュース
ニュース
トピックス
【報告】第3回 化学が拓く もしかする未来 ~前ムキな素材,未来での社会実装~ を開催(開催日:2023/3/20)

3月20日(月)、第3回 化学が拓く もしかする未来 ~前ムキな素材,未来での社会実装~が、本所An棟コンベンションホールとオンラインでのハイブリッド形式にて開催された。本イベントは、参加者をまじえて持続可能な未来社会の実現に貢献しうる材料開発に関する最先端の研究内容について触れる・考える機会をつくることを目的としている。当日は、本所の教員が行っている素材・材料科学に関連する基礎および応用研究の例を紹介した後、パネルディスカッションを行った。

 本イベントは本所 杉原 加織 講師の司会で進められ、本所 立間 徹 教授による開会挨拶の後に、本所から北條 博彦 教授、砂田 祐輔 教授、藤岡 洋 教授が、それぞれ「機能を追求する有機・無機ハイブリッド材料」、「省エネ・省資源で化成品をつくる触媒技術」、「省エネ社会の実現にむけた無機デバイス,未来での社会実装」という題目で講演を行った。全ての講演終了後にはパネルディスカッションを行い、現地参加の中・高校生から、講演内容について核心を突く鋭い質問や、研究職についたきっかけについての質問など、多方面からの質問が複数あがり活発な質疑応答が行われた。またオンラインでの参加者からも、研究内容の社会実装に向けた取り組みや可能性についての質問もあがるなど、幅広い観点から活発な議論を行った。当日は、中・高校生を主として、学校関係者や大学生、社会人など幅広い層から、現地参加(29名)とオンライン参加(30名強)をあわせて60名ほどの参加者があり、盛況な会となった。

 コロナ禍が収束に向かっていることもあり、これまでと比較して多くの皆様方に現地参加して頂いた。特に現地参加者の大部分は中・高校生およびその関係者であり、若い世代の皆さんが本所で行っている最先端の研究活動や、大学における研究者像などについて触れる・考える機会となったのであれば幸いである。なお、今後の活動について、もしかする未来の化学・ホームページ(http://www.mmc.iis.u-tokyo.ac.jp/index.html)とtwitter(@mmchemistry_iis)でご覧頂けます。                       

 (物質・環境系部門 教授 砂田 祐輔)

画像上段.png
左から、司会の杉原講師、立間教授による開会挨拶、北條教授による講演

画像下段.png
左から、砂田教授による講演、藤岡教授による講演、パネルディスカッションの様子

月別アーカイブ