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藤井 輝夫 総長がフランスの国家勲章「レジオン・ドヌール勲章」を受章

 このたび、本学総長である藤井 輝夫 先生が、フランスの国家勲章である「レジオン・ドヌール勲章」のシュヴァリエ(騎士)を受章されました。9月7日(月)、駐日フランス大使公邸において叙勲式が執り行われ、長年にわたる日仏間の学術・研究交流への貢献が高く評価されての受章となりました。レジオン・ドヌール勲章は、1802年にナポレオン・ボナパルトによって創設されたフランス最高位の国家勲章であり、軍事、文化、学術、公共活動など幅広い分野において卓越した功績を挙げた人物に授与されるものです。外国人に対しては、フランスとの学術・科学分野などにおける交流や協力の発展に貢献した人物にも授与されています。

 藤井先生は、1993年に本学 大学院工学系研究科博士課程を修了された後、本所や理化学研究所での勤務を経て、2007年2月に本学 教授に就任されました。その後、2015年4月から2018年3月まで本所 所長を務め、2018年4月に本学 大学執行役・副学長、2019年4月に理事・副学長に就任された後、2021年4月より第31代東京大学総長を務められています。応用マイクロ流体システムおよび海中工学を専門とされ、ナノ・マイクロスケールの流体制御技術を基盤として、生命科学・医療分野への応用を含む先端的な研究を展開されてきました。また、マイクロ流体システムを用いた化学・生化学分析や細胞研究に加え、海中環境の計測や生命探査を目指した海中工学研究など、異分野を融合した先導的な研究を推進されてきました。

 さらに、藤井先生は長年にわたり、日仏間の学術・研究交流の発展に尽力されてきました。特に、2007年から2014年にかけては、本所に設置されたフランス国立科学研究センター(CNRS)との国際共同研究ラボ「LIMMS(Laboratory for Integrated Micro-Mechatronic Systems)」の日本側ディレクターを務められ、最先端研究の推進と日仏間の科学交流に大きく貢献されました。また、2021年の総長就任後も、フランスの研究機関との連携を継続的に支援し、学内のCNRSとの国際共同研究ラボは5つに増え、また最高水準の卓越した研究連携体制として世界に7カ所展開されているCNRSの国際研究センター(International Research Center:IRC)協定を本学との間で締結されるなど、学術研究における国際的な連携・協力を推進されています。今回の叙勲式においても、ベアトリス・ル・フラペール・デュ・エレン駐日フランス大使から、本学とCNRSとの連携拡大をはじめとする藤井総長の日仏科学協力への長年にわたる貢献が称えられました。

 これまでの長年にわたる研究活動に加え、日仏間の学術・研究交流の発展に尽力されてきた藤井先生のご功績が高く評価され、今回の栄誉ある受章につながったことは、本所にとっても大変喜ばしいことです。日頃よりご指導をいただく者の一人として、このたびの藤井先生のご受章を心よりお慶び申し上げます。今後ますますのご活躍とご健勝を心より祈念いたします。

(機械・生体系部門 准教授 金 秀炫)

藤井総長のコメント

1L4A0527_藤井総長175+230.jpg LIMMSでの国際共同研究や、総長として推進してきたフランスの教育・研究機関との学術交流の足跡を認められ、非常に光栄なことに、この度の叙勲を賜るに至りました。生産技術研究所での研究活動に関わっていただいたすべての皆さん、総長としての職務を支えてくださっているすべての皆さんに心から感謝するとともに、この栄誉を分かち合いたいと思います。この勲章に恥じぬよう、今後も世界の学術の前進のために力を尽くしてまいります。

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写真提供:コミュニケーション戦略本部

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