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【報告】「オープンエンジニアリングセンター 第1回公開フォーラム」の開催(開催日:2023/6/19)

 6月19日(月)17時より駒場リサーチキャンパス内のダイニングラボ(食堂)において、公開フォーラム「OPEN ENGINIEERING FORM 01人新世のテクノロジー」が開催された。本所 オープンエンジニアリングセンターは、2021年4月1日に設置され、科学技術コミュニケーションの手法を用いて、社会や市民との間にこれまでにない接点を生み出し、工学を開くことで、未知なる課題(未然課題)を発見すること、そして、それらをもとに未来の社会像を描き、当事者間で共有することを通して、課題を未然に解決することを目標に活動している。

 フォーラムは、本所 中埜 良昭 センター長・教授によるセンター概要説明から始まり、前半は、本学 大学院総合文化研究科 斎藤 幸平 准教授による基調講演「人新世の開放的技術・閉鎖的技術」が、後半は、本センター所属の菅野 裕介 准教授、林 憲吾 准教授、松山 桃世 准教授に、本学 大学院総合文化研究科 梶谷 真司 教授および斎藤准教授を迎えた5名による対話を行い、これからの科学技術のあり方はどのようになるのか。技術は人を幸せにできるのか。私たちがこれから直面する未然課題にはどのようなものがあるのかなど、これからの社会と科学技術の関係について議論を深めた。最後は本センター所属の岸 利治 教授による挨拶をもって閉会となった。                       

 今回のフォーラムは、登壇者同士の議論の活性化を目的に、テーブルをはさんで向かいあうかたちでの対話を行い、一般の参加者がその様子を間近に見ることのできる形式をとった。閉会後には交流会を実施し、おいしい食事と飲み物の力を借りることで、登壇者と参加者の意見交換やネットワーキングが積極的に行われた。当日は学内外より50名を超える参加があり、次回の開催に期待が寄せられるフォーラムとなった。

(人間・社会系部門 川添研究室 助教 小南 弘季)

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左から、会場の様子、中埜センター長・教授によるセンター概要説明

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左から、斎藤准教授による基調講演、対話の様子

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