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【報告】千葉県柏市の中高生対象に自動運転バス試乗イベントを開催(開催日:2022/10/30)

 10月30日(日)、本学 柏キャンパスにて「自動運転バスから、未来の柏はどう見える?Vol. 2」が開催された 。本イベントシリーズは、千葉県柏市の方々を対象に、実証実験中の自動運転バスの試乗やワークショップを行っている。2021年3月開催の第1回に続く今回は、柏市の中高生15名を参加者に迎えた。

 当日は、東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライトにて、科学コミュニケーターの本田 隆行 氏による司会進行のもと、本所 中野 公彦 教授より自動運転バスの仕組みを説明後、実際に自動運転バスに乗車して本学 柏キャンパスへ行き、本所にて講演が行われた。初めに筑波大学 谷口 綾子 教授より、ゲーム「交通すごろく」の実施を通して脱マイカーの意義をお話頂いた。続いて本所 筒井 晴香 特任研究員が科学技術のELSI(倫理・法・社会的課題)を考える重要性について話した。最後に弁護士である明治大学 吉田 直可 客員研究員より、横臥者という話題を通し、自動運転車は自損してでも人を轢くのを防ぐべきかといった問題を提起頂いた。その後、本所 松山 桃世 准教授により、自動運転について考えたい問いを出し合うワークショップが実施された。責任の所在など容易には答えの出ない問題について、参加者が真剣に語る姿が見られた。最後に所内見学のミニツアーが行われた。

(機械・生体系部門 特任研究員 筒井 晴香)

上段3名.png左より 試乗前に中野教授より自動運転バスの説明、筒井特任研究員による講演、自動運転に関する科学コミュニケーションについて松山准教授が解説

バス.png

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