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【報告】ケンブリッジ大学との合同シンポジウムをオンラインで開催(開催日:2022/3/16)

 英国・ケンブリッジ大学は2015年から本学の戦略的パートナーシップ大学となっており、戦略的パートナーシップ大学プロジェクトのなかで交互に合同シンポジウムを開催している。その一環として、3月16日(水)の午後6時(英国時間午前9時)に本所と本学 工学系研究科、およびケンブリッジ大IfM(Institute for Manufacturing)とEDC(Engineering Design Center)の共催でオンラインシンポジウム「UTokyo-Cambridge Voices」を開催した。本シンポジウムのテーマは「Pioneering the future by design engineering」であり、デザインと工学の関係性や協働に焦点を絞った。

 シンポジウムは本所・梶原 優介 准教授の開会挨拶に始まり、ケンブリッジ大IfM・Robert Phaal 博士から戦略的パートナーシップ大学プロジェクトの内容について詳しく説明いただいた。その後、本所・Miles Pennington 教授が「Treasure Hunting@UTokyo - Developing methods for science x design collaboration」というタイトルで、本所DLXデザインラボにおけるデザインと工学のコラボレーションについてさまざまな事例をもとに講演を行った。続いてケンブリッジ大EDC・Nathan Crilly 教授から「Darwin's hawk moth and the Malagasy star orchid: a story of co-evolution, and a way of thinking about the interaction between problems and solutions in design」というタイトルで講演をいただき、特に生物学とデザインの密接な関係について詳しくご紹介いただいた。講演後は工学系研究科・木下 裕介 准教授から来年度のシンポジウムについてアナウンスがあった。

 オンラインでの参加者は日本や英国のみならず、スペインやドイツなど世界各国から40名近く集まり、すべての質問に対応できないほど活発な質疑応答が行われるなど大変に盛況なシンポジウムとなった。「UTokyo-Cambridge Voices」は来年度も工学系研究科と共同で開催する予定であり、そこからさまざまな連携プロジェクトに発展させていくことを目指している。今後のシンポジウムは新型コロナウイルスの感染状況にもよるが、対面とオンラインのハイブリッド開催となる可能性もある。興味のある方は是非ご参加いただきたい。

(機械・生体系部門 准教授 梶原 優介)

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左から、梶原准教授による挨拶、Phaal博士によるプロジェクト説明
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Pennington教授のオンライン講演
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Crilly教授のオンライン講演
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木下准教授によるアナウンス

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