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本所とプライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社(PPES)、パナソニック株式会社、豊田通商株式会社が産学連携研究協力協定を締結

 2022年1月26日(水)に、包括的な産学連携研究協力協定の締結に関して、本所とプライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社(PPES)、パナソニック株式会社、豊田通商株式会社との合同記者会見が開かれました。

 本協定は、資源開発から電池製造さらにはリサイクルまでのサプライチェーンを見直すとともに、CO₂排出量および電池製造コストの大幅低減が可能な新規プロセスを構築することにより、カーボンニュートラルの実現と競争力のあるリチウムイオン電池の社会実装を目指した包括的な連携協力を推進するために締結されました。本学では珍しい「Fund制」の産学連携研究運営システムを採用し、企業から拠出された研究資金をもとに、本所および企業の関係者から構成される運営委員会の管理のもと、柔軟かつ弾力的な資金執行・人材配置による包括的な研究開発を行います。

 会見では、本所 岡部 徹 所長、PPES 好田 博昭 社長、パナソニック株式会社エナジー社 渡邊 庄一郎 副社長、豊田通商株式会社 片山 昌治 金属本部COOにより、サプライチェーンの源流まで遡る広範な取り組みを通じて、社会実装まで具体的に見据えた新規技術開発を世界に先駆けて行い、持続可能な循環型社会の実現に貢献することが表明されました。

 新型コロナウイルス感染対策を徹底し、参加者人数を制限した現地とオンラインのハイブリッド開催となりましたが、合計80名を超えるメディア関係者が参加し、本協定への注目度の高さがうかがえました。記者会見の内容は、日本経済新聞、中日新聞、読売新聞(大阪)、朝日新聞(大阪)、日刊工業新聞など20誌以上に加え、オンライン媒体として、産経WEST、日経XTECH、日経ビジネス電子版、日本経済新聞電子版、日刊産業新聞電子版等、多くのメディアに取り上げられました。

(物質・環境系部門 准教授 八木 俊介)

 

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協定調印式の様子、本協定の詳細を説明する好田社長と岡部所長

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正極リサイクルの重要性を説明する渡邊副社長と片山金属本部COO、質疑応答では多くの質問が寄せられた、司会を行う八木准教授

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