2021年11月８日（月）、本所にて、一般財団法人 生産技術研究奨励会（奨励会）2020年度及び2021年度顕彰（理事長賞）の授賞式が挙行されました。授賞式は、11時30分から開催され、奨励会の 小林 敏雄 理事長から、八木 俊介 准教授と 長井 宏平 准教授の両名に対し、それぞれ表彰状と副賞が贈呈されました。また、奨励会の 安田 靖彦 審査会委員長から授賞内容に関する講評が行われました。八木准教授は、「電解製錬プロセスの高効率化を目指した電気化学触媒の研究」、また、長井准教授は、「三次元微細構造離散解析によるRC内部鉄筋腐食分布の逆推定システムの開発」に関する先駆的な研究に取り組み、それぞれが表彰されました。筆者は、奨励会の理事として授賞式に参加しましたが、受賞者の挨拶や懇親会での意見交換を通じて、新進気鋭の若手研究者の国際的な活躍ぶりが実感できました。若いうちに海外に留学して異なる環境で研究を推進し、広範な人的交流を行い多様な経験を積むことの重要性や意義が改めて認識されました。

（生産技術研究所　所長　岡部 徹）

左から奨励会　岡部 徹 理事、小林 敏雄 理事長、八木 俊介 准教授、長井 宏平 准教授、安田 靖彦 審査会委員長、増田 浩一 理事

授賞式の様子

挨拶をする八木 俊介 准教授、挨拶をする長井 宏平 准教授