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文化をめぐる人文と工学の研究グループ オンラインフォーラム「音楽の可能性」を開催

2月20日(土)に「文化をめぐる人文と工学の研究グループ」の企画によるオンラインフォーラム「音楽の可能性」を開催した。本所とSHIBUYA QWS(渋谷キューズ) INNOVATION協議会の主催、および東京大学、東京大学 未来社会協創推進本部(FSI)の共催を頂き、SHIBUYA QWSスクランブルホールより配信した。

「音」「音楽」に関連して、領域を横断する形でトップ研究者が集う機会はこれまでも稀であった。今回、西洋音楽史の岡田 暁生 京都大学人文科学研究所 教授「文と理の触媒としての芸術」、数理工学の合原 一幸 本学特別教授・名誉教授「非線形科学からみる"音"」、医学の宮崎 徹 本学大学院医学系研究科 教授「音楽と科学:絶対的真理の探究とその表現」が集結され、文化と工学の新たな可能性を探索する画期的な機会となった。

ディスカッションでは芸術が工学に対して提示しうる思考モデルとその実践、「音」を通してみる異分野の共通点、さらには「真理」とは何か、といったテーマにまで議論が及んだ。同時に異分野連携を促進する要因として、趣味等の楽しみに基づいた関係の重要性も強調された。閉会後も講師陣を中心に、議論が一層の盛り上がりを見せている。なお開会挨拶は岸 利治 所長、趣旨説明を戸矢 理衣奈 准教授、閉会挨拶を野城 智也 教授が行った。

当日はZoomウェビナーに加えてニコニコ生放送の配信も行い、総計で7300名を超える視聴者を得た。会場の感染防止対策として会場および本所の指針に加えて、会場参加者を実施関係者のみに限定し、写真により座席を把握するなど、充分な対応を行った。

(人間・社会系部門 准教授 戸矢 理衣奈)

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SHIBUYA QWS スクランブルホールでの講演の様子

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