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「未来志向射出成形技術」第2回シンポジウムをハイブリッド方式で開催

社会連携研究部門「未来志向射出成形技術」は、射出成形技術およびその応用技術を先導していくことを目的として2018年4月に設立された。設立して2年半のプロジェクト進捗を総括するとともに、特別講演を交えながら現在および未来の射出成形技術を議論するため、本部門の第2回シンポジウムを2020年12月9日(水)に開催した。新型コロナ感染予防の観点から、本所An 棟コンベンションホールに集まる聴衆を10人以下に制限し、大部分の参加者はオンライン(Zoom)で 聴講するハイブリッド形式を採用した。ハイブリッド開催にあたっては本所映像技術室にご協力をいただいている。

シンポジウムは本所 岸 利治 所長の開会挨拶に始まり、特別講演として、日本工業大学 村田 泰彦 教授から「高機能射出成形金型の最新技術動向」、住友重機械工業株式会社プラスチック機械事業部技術部 江本 敦史 部長から「電動成形機の高速高応答化と薄肉製品成形技術の探求」についてご講演いただいた。その後、本部門 梶原 優介 特任准教授が「射出成形による金属と樹脂の接合技術」について、本学 横井 秀俊 名誉教授(現YOKOI Labo 代表)が「射出成形現象の可視化・実験解析」について総括講演を行った。加えて、本所の木村 文信 助教、龍野 道宏 特任講師が最先端の関連研究について講演を行った。会場の来場者、オンライン聴講者を合わせると参加者は354名に上り、昨年の参加者137名を大幅に上回る大変盛況な会となった。遠方からのオンライン参加者も多く、ハイブリッド開催のメリットを活かせる形となった。

シンポジウム後はAn 棟1階のレストランape に移動し、コロナ感染に最大限に注意を払いつつ少人数で懇親会を開催した。アクリル板を介したささやかな会ではあったが、親交を深める非常に良い機会となった。

(未来志向射出成形技術社会連携研究部門 特任准教授 梶原 優介)

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岸所長による開会の挨拶、村田教授による特別講演、江本氏による特別講演

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梶原特任准教授の総括講演、横井名誉教授の総括講演、参加者を制限した会場の様子

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オンライン参加者の皆様(一部)

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