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「第2回路面下空洞対策連絡会」シンポジウム・見学会開催 オンライン・オンサイトでインフラ施設管理者等約200名が参加

2020年12月3日(木)、オンライン+埼玉大学にて、第36 回ICUS(都市基盤安全工学研究センター)オープンレクチャー、第2回路面下空洞対策連絡会が開催されました。これは、都市の成熟化が進み中小都市においても道路陥没対策が必要となる流れの中で、課題先進都市の知見・データや経験を共有・集約して活用するプラットフォーム構築の実践を目指し、全国の陥没対策に関わる施設管理者間の連携強化を目的として昨年から実施しているものです。

午前中に本件関連の産官学共同研究(道路構造及び空洞特性に適応した陥没危険度評価と合理的路面下空洞対策についての研究開発 代表:桑野 玲子 教授)で実施している実物大試験道路(埼玉大学構内に設置)の見学会を実施しました。空洞の陥没危険度を評価するために試験道路下に人工的に空洞を作成し舗装耐力や空洞充填材、路面・路盤補強の効果を確認するもので、現地参加は80名に限定しましたが、You Tubeでライブ中継しました。午後は現地+オンラインでシンポジウムを開催し、自治体の道路管理者の方々に最近の豪雨・冠水の路面下空洞への影響を中心に情報提供いただきました。オンライン形式で遠方からも気軽に参加できるようになり、今後も継続的な取組により連携の輪が広がっていくことを期待しています。

(都市基盤安全工学研究センター 教授 桑野 玲子)

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オンライン+オンサイトのシンポジウム

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シンポジウムにおける現地参加の講演者・パネリスト
(左から、川崎市 総務企画局 危機管理室 担当課長 大村 誠 氏、千葉市 建設局土木部 土木保全課 主査 井上 尚之 氏、 桑野教授)

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実物大試験道路における陥没試験(車両後輪直下に空洞あり)

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