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鈴木 基之 名誉教授が瑞宝中綬章を受章

 このたび、東大名誉教授・本所元所長の鈴木 基之 先生が令和2年春の瑞宝中綬章を受章されました。鈴木名誉教授は、本所において、環境化学工学の分野において、吸着操作の設計と利用に関する研究や、吸着操作と他の操作との融合を図る新たな水処理プロセスの設計に関する研究を推進されました。また、河川流域から地球規模に至る環境現象の数理モデル化と、ゼロエミッション物質循環系の設計に関する研究にも取り組まれ、環境化学工学の体系化とのその発展に大きく貢献されました。鈴木名誉教授は、これらの業績に関して、1999年に環境科学会・学会賞。2000年には化学工学会・学会賞、国際水学会・ジェンキンズメダル、環境保全功労者表彰を、2002年には日本水環境学会・学会賞を、それぞれ受賞されるなど、高い評価を受けておられます。また、1995年4月から1998年3月まで本所の所長として、多大なご尽力を頂きました。

 その後、1998年から2003年までは国際連合大学副学長、2003年から2011年まで放送大学教授、その間2005年から2013年まで中央環境審議会会長、東京工業大学監事など数々の要職をお務めになりました。

 この度のご受章をお喜び申し上げるとともに、今後のご健勝と益々のご活躍をお祈り申し上げます。

(広報室 准教授 砂田 祐輔)

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