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【報告】公開シンポジウム「命を救うワクチン~ニパウイルス感染に注目して~」(2019/9/30)

9月30日(月)に、本学本郷キャンパスの伊藤謝恩ホールにて、公開シンポジウム『命を救うワクチン~ニパウイルス感染に注目して~』が、本所と予防ワクチンの開発支援を目的とした国際的研究開発支援機関、Coalition for Epidemic Preparedness Innovations(CEPI)との共催により開催された。シンポジウムは、五神 真 本学総長の開会挨拶に始まり、日本から初めて採択されたCEPIニパウイルスワクチンプロジェクトの取り組みについて、甲斐 知惠子 特任教授を筆頭に、アジア、米国、EUからのプロジェクト関係者による講演が行われ、致死性ウイルス感染症の脅威に対抗する予防ワクチンの開発に向け熱い議論が行われた。CEPIワクチン開発部門代表 Melanie Saville 博士によるロンドンからのSkype講演およびCEPIへの資金提供を行うビルゲイツ財団日本代表 柏倉 美保子 氏の講演からも、本プロジェクトの成果に対する大きな期待が感じられた。一般からの参加者も非常に多く、講演後の質疑も活発で、ニパウイルスを含む様々なエマージングウイルス感染症の脅威に対する関心の高さが伺えた。最後に本所 岸 利治 所長の閉会挨拶でシンポジウムは幕を閉じた。シンポジウム後は、場所をホワイエに移し、聴衆参加の懇親会が催され、講演者および専門家との交流と親睦を深めるよい機会となった。

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