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【終了】もしかするまいづる ~自然×科学×まちづくり~(開催日:2019/11/02)

最先端の科学や技術を味方につけたら、まいづるはどう変わる?

地元をよく知る参加者と、東京大学生産技術研究所で活躍する研究者が、一緒にまちの未来を考えるワークショップです。

人の暮らし方は、その場所の気候や風土、習俗によって強く影響されてきました。食べ物、衣服、住まいなどは、地域ごとに違うのが当たり前だったのです。しかし、20世紀の科学は、そうした地域ごとの差異(=文化)をなくし、各地に似たような都市や文明を作ってきました。21世紀の科学は、もう一度、各地の暮らしを支え、差異を尊重し、その上で豊かな暮らしを実現する方向に発展するはずだと私たちは考えます。地域のことをよく理解し、科学技術が解決しうる地域課題を発見し、解決策を考えることを通じて、科学は人を幸せにすることができるのか、という本質的問いへの答えを一緒に見つけたいと思っています。

○日時:2019年11月2日(土)14:30~16:30
○場所:Coworkation Village MAIZURU(舞鶴赤れんがパーク3号棟2階コワーキングスペース)[アクセス
○参加費:無料
○定員:30名(先着順で定員に達し次第、受付終了)
○申込:以下の宛先に所属(学生の場合には学校・学年)・氏名をメール送付
    科学自然都市協創連合 事務局 nikou@iis.u-tokyo.ac.jp

ワークショップ

ステップ1 | 「自分が知るまいづる」を積み重ね、まちの魅力を描く
国連サミットで採択された世界の目標「SDGs(Sustainable Development Goals)」。健康と福祉、教育、エネルギー、働きがいなど17の目標からなり、2030年までに指標の達成をめざしています。意外にも、この目標を切り口に普段の生活を眺めると、身近なまちの魅力や課題が浮かんできます。自分が知るまいづるを紹介し、隣の人が知るまいづるに耳を傾け、まちの姿を描いてみましょう。

ステップ2 | 最新の研究紹介
東京大学 生産技術研究所 吉田毅郎 助教が取り組む最新の研究を紹介します。この内容をもとに、もう一度自分のまちのことを考えてみましょう。

ステップ3 | 生研道具箱ゲーム ~どうなる?まいづるの未来~
まちをつくるのは、政治や経済の力だけでしょうか。暮らしを変える技術や、好奇心に火をつける科学も、力になるかもしれません。幅広い工学研究分野をカバーする東京大学 生産技術研究所の最先端の研究成果を紹介する「生研道具箱カード」を組み合わせ、まいづるをさらに輝かせる道筋を描いてみましょう。

講師プロフィール

吉田毅郎
東京大学 生産技術研究所 助教。2013年3月に東京大学 新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻にて博士(環境学)を取得、2016年8月より東京大学 生産技術研究所 北澤研究室にて助教として勤務。海洋に関する研究に従事している。特に、合成開口レーダを用いた海洋環境観測や海洋再生可能エネルギーの環境影響評価を行っており、海洋と人類との共存共栄を目指した研究に取り組んでいる。

ワークショップ進行

東京大学 生産技術研究所 学術支援専門職員 松山桃世 、学術支援専門職員 中井紗織


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