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世界初、コンクリートを100%リサイクル~がれきを砕いて圧縮成形し、高温・高圧で蒸す新手法~
世界初、コンクリートを100%リサイクル~がれきを砕いて圧縮成形し、高温・高圧で蒸す新手法~

東京大学 大学院工学系研究科 修士課程2年のイブラヒム モスタジィット 大学院生(研究当時)と同 生産技術研究所の酒井 雄也 准教授は、コンクリートがれきを粉砕して圧縮成形し、高圧水蒸気で処理することで、一般的なコンクリートを超える強度を示す材料にリサイクルする技術を開発しました。他の材料の投入を必要とせず、廃棄物を発生せずに、十分な強度を示す材料としてコンクリートがれきを100%リサイクルする手法の報告は、世界初です。大量に発生するコンクリートがれきのリサイクルが期待でき、さらに、生産の際に大量のCOを発生するセメントを使用する必要がなくなり、温室効果ガスの排出が抑制されます。