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【報告】東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構 社会連携研究部門「データインフォームド都市・交通学」キックオフシンポジウムを開催(開催日:2024/4/23)

 2024年4月1日(月)、本学と阪急阪神ホールディングス株式会社は、東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構に、社会連携研究部門「データインフォームド都市・交通学」を設置しました。本研究部門は、近年蓄積され利用可能になってきた交通や都市に関わるデータに基づいて、本学の多様な研究者と企業の実務者の協働により、持続可能な都市・交通に関する分野横断的かつ実践的なデータ分析/活用方法と知識体系を構築することを目的としています。

 研究の開始にあたり4月23日(火)に第一ホテル東京にて、キックオフシンポジウムを東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構主催、本所後援のもと開催しました。第一部のキックオフセレモニーでは、本学 藤井 輝夫 総長(代読 本研究部門 大口 敬 特任教授)、阪急阪神ホールディングス株式会社 嶋田 泰夫 代表取締役社長、須田 義大 機構長・本所 教授、本所 年吉 洋 所長よりご挨拶をいただいた後、大口特任教授より「社会連携研究部門「データインフォームド都市・交通学」の活動概要」、阪急阪神ホールディングス株式会社 日下部 貴彦 データアナリシスディレクターより「社会連携研究部門と阪急阪神ホールディングス データ分析ラボの連携」と題してご説明をいただきました。第二部のシンポジウム「都市と人をつなぐデータ流通が拓く、もしかする未来の新たな地平」では、SAPジャパン株式会社 鈴木 洋史 代表取締役社長より「グローバルから見たHH cross ID」、株式会社スクウェア・エニックス AI部 三宅 陽一郎 ジェネラル・マネージャー/リードAIリサーチャー・本所 特任教授より「メタAI、キャラクターAI、空間AIで作るスマートシティ」と題した基調講演をいただきました。さらに、阪急阪神ホールディングス株式会社 グループ開発室 山本 隆弘 DXプロジェクト推進部長より「阪急阪神DXプロジェクト-1.0」、本研究部門 本間 健太郎 特任准教授より「データ駆動とユーザー志向をつなぐ"デザイン"」と題した話題提供をいただきました。第二部の登壇者4名に大口特任教授、日下部データアナリシスディレクターを加え、パネルディスカッションにより議論を深めた後、本研究部門 関本 義秀 特任教授の閉会挨拶により閉会しました。全体を通して、ご参加いただいた企業の皆様と本研究部門の連携のきっかけとなる、大きな構想と熱のこもった議論が展開されました。

 本シンポジウムの現地参加者は100名超、オンラインの参加者は300名超となり大変盛況となりました。この場を借りて、ご講演及びご参加いただいた皆様に感謝を申し上げます。

(次世代モビリティ研究センター 特任研究員 長谷川 悠)

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嶋田社長(左)と年吉所長(右)による挨拶

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パネルディスカッション(左)とシンポジウム会場(右)の様子

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