本所は、次世代育成オフィスを中心として、社会連携本部、学内15の研究科・センターと連携し、高校生が本学で研究活動を行う「UTokyoGSC-Next」を運営しています。
　令和5年10月28日と29日に、令和5年度グローバルサイエンスキャンパス（GSC）全国受講生研究発表会が開催され、UTokyoGSC-Nextに参加する受講生が最優秀賞にあたる文部科学大臣賞をはじめ、各賞を受賞しました。

左から、櫻庭さん、池上さん、佐藤さん

○受賞情報

＜文部科学大臣賞・受講生投票賞＞

発表者	発表テーマ	指導研究室
池上 十和子さん	「カニ殻からバイオプラスチックを生成する新規微生物の探索と同定」	本学 大学院農学生命科学研究科 微生物エコテクノロジー社会連携講座

＜審査委員長特別賞＞

発表者	発表テーマ	指導研究室
佐藤 裕成 アレックスさん	「テザーとクライマーを用いた衛星捕獲・輸送システムに向けたランデブードッキング技術の検討」	本学 大学院工学系研究科 中須賀・船瀬研究室

＜優秀賞・受講生投票賞＞

発表者	発表テーマ	指導研究室
櫻庭 佐英子さん	「胚発生時の低酸素状態がゼブラフィッシュの成長に及ぼす影響」	本学 大学院総合文化研究科 澤井研究室

○UTokyoGSC-Nextとは
　UTokyoGSC-Nextは、グローバルな視点に立って、未来社会をデザインできる革新的な科学技術人材を育成する、小学校高学年～高校生を対象とした三段階のプログラムです。JST「次世代科学技術チャレンジプログラム（STELLAプログラム）」等の支援を受けて実施しています。
　今回受賞した高校生は、まず、昨年度の第二段階（高1～高2）でSTEAM型ワークショップ等を通して研究計画を練り、今年度の第三段階（高2～高3）では、東京大学の研究室にて自ら研究活動を行いました。

○次世代科学技術チャレンジプログラム（STELLAプログラム）とは
　国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）が支援する次世代育成人材事業で、科学技術イノベーションを牽引する次世代の傑出した人材を育成するため、初等中等教育段階（小学校高学年～高校生）において理数系に優れた意欲・能力を持つ児童生徒を対象に、その能力等の更なる伸長を図る多様な育成プログラムの開発・実施を支援するものです。2023年度から新しく開始された事業で、東京大学は小中高型に採択されました。

関連リンク

• UTokyoGSCウェブサイト
• 東京大学 生産技術研究所 次世代育成オフィス（ONG）