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【報告】CIRMM博士・修士修了者成果発表会を開催(開催日:2023/2/16)

 2023年2月16日(木)、本所An棟2階コンベンションホールとホワイエで、本所マイクロナノ学際研究センター(CIRMM)博士・修士修了者成果発表会を開催し、CIRMM教職員、学生、計31名が参加しました。本発表会は、スライドを用いた口頭発表とポスターセッションの2部で構成行いました。

 開会にあたり、CIRMMセンター長の本所 高橋 琢二 教授から、感染症という前例のない状況にも関わらず博士課程・修士課程の学生が真摯に研究に取り組んだことを労うとともに、当発表会を通じてそれぞれの質の高い研究について活発な議論を行って欲しい旨の挨拶がありました。次に博士課程修了者2名の発表に移り、野村研究室のXin HUANG氏(2022年9月博士号取得)と、高橋研究室の小田 綾果 氏(2023年3月博士号取得予定)から、それぞれ、新規熱輸送現象の観測と光熱モード原子間力顕微鏡を利用した太陽電池の評価に関する研究が紹介されました。講演後の質疑でも、会場の聴講者と活発な議論が行われました。その後、修士課程修了者8名による各5分間のショートプレゼンテーションが行われました。

 ポスターセッションでは、ショートプレゼンテーションを行った修士課程修了者8名に加え、CIRMM自発的共同研究プロジェクトの3組が発表を行いました。同プロジェクトは今年からCIRMMでの新しい取り組みとして始まったもので、CIRMM内研究室に所属する学生同士が共同研究のアイデアを出し合い、CIRMMが研究費をサポートする、というものです。計11件のポスター発表について、約2時間に渡って盛んに議論されました。ポスターセッション中は、駒場IIキャンパス内に2022年に新設された食堂コマニから購入したコーヒーとなた豆茶が提供されました。本発表会の最後に、閉会の挨拶として副センター長の本所 年吉 洋 教授から博士課程と修士課程の修了者それぞれに向け、修了者として持つべき心構えについて激励の言葉をいただきました。

 このような成果発表会は、元々は2020年に第1回の開催を計画していましたが、COVID-19感染症の拡大を受けて断念し、その後も開催できずにおりました。ここ3年間は、感染症の影響を受けて、学会もオンライン開催のものが多かったため、一部の修士修了者にとっては2年間で初めてのオンサイト発表となった中、活発な議論が行われました。また、学生間の交流の機会としても有意義であったと思われます。改めて、対面開催の良さを実感する会合となりました。                       

 (マイクロナノ学際研究センター 准教授  松久 直司 )

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左から、野村研究室 HUANG氏の講演の様子、高橋研究室小田氏の講演における会場の聴衆との質疑応答の様子

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左から、修士課程修了者によるショートプレゼンテーションの様子、ポスターセッションでの議論の様子

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