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【報告】はし休めプチトーク(第1回&第2回)を開催(開催日:2023/1/24、2/21)

 本所 ダイニングラボが企画する"はし休めプチトーク"の第1回と第2回が、2023年1月24日(火)および2月21日(火)の12時20分より、駒場リサーチキャンパス内のダイニングラボ(食堂)において開催された。本イベントは、本所の広報室が毎年制作しているクリアファイルを題材とした、本所の教員による15分程度のプチトークをとおして、食事中の駒場リサーチキャンパス構成員や近隣地域の方々とのコミュニケーションの場をつくろうという趣旨のイベントである。

 第1回の講演者は、吉江 尚子 本学副学長・本所教授であった。60名を超える方々の暖かい拍手をもって始まり、まずはダイニングラボの紹介がおこなわれた。ダイニングラボは、3つの要素(おいしい食事、コミュニケーション、研究)から成る場所であり、本所は、地域との連携の拠点としても育てていく。具体的には、おいしい食事を介した異分野の教員同士や地域との対話のなかで奇抜な発想が生まれることを期待しているということである。つぎに、吉江研究室が開発した自己修復性ポリマーについて、そのメカニズムや普段目にするゴムとの違いを、動画やポンチ絵をもって専門外の方にもわかりやすいように解説された。

 第2回のプチトークは、本所 砂田 祐輔 教授による金属ナノ粒子触媒に関する研究紹介であった。生活や社会における触媒の重要性について話されたあと、鋳型合成法という金属原子を適切に「配する」ことで、パラジウムなどの貴金属の性能を最大限に引き出した触媒をつくり出す技術や、水素を省エネかつ安全に貯蔵できる技術の開発についての解説が行われた。両者ともプチトーク後には参加者との質疑応答が行われた。                       

 今後、梶原 優介 准教授[第3回:3月27日(月)] 、野村 政宏 教授[第4回:4月26日(水)]が、研究紹介をテーマにプチトークを開催し、それ以降も順次、開催を予定している。また、ダイニングラボでは、 "IIS BREAK TIME"と題して、月に一度、本所構成員を対象に、一息つきながら自由に交流する時間を設けている。1月19日(木)に第1回目、3月8日(水)に第2回目が開催され、よいコミュニケーションが生まれたようだ。

(人間・社会系部門 川添研究室 助教 小南 弘季)

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左から、吉江教授によるプチトーク、砂田教授によるプチトーク、参加者からの質疑応答

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