ニュース
ニュース
トピックス
【報告】本所広報室企画「化学が拓くもしかする未来」 ~サイエンスアゴラ2022にてライブ配信~(開催日:2022/10/20~22)

 10月20日(木)から22日(土)にかけて、科学技術振興機構(JST)主催の科学コミュニケーションイベント「サイエンスアゴラ2022」がオンラインで開催され、大学や研究機関、学協会などによる27のライブ配信・オンデマンド企画が並びました。本所広報室からは、「化学が拓くもしかする未来」のタイトルで出展し、ライブ配信を行い、40名を超える参加者がありました。

 前半では、北條 博彦 教授から「熱を溜める技術―夏の暑さを冬まで"貯金"するには?」、砂田 祐輔 教授から「貴金属資源に頼らずにものづくり・エネルギー活用はできるのか?」、杉原 加織 講師から「脂質からつくるバイオテクノロジーで健康な社会へ」のタイトルで研究をご紹介頂きました。

 後半では、松山 桃世 准教授の進行により、質疑応答・対話が行われました。「個々人の温度の最適化と全体の温度の最適化等をどのように決めて行けば良いのか」、「新しい触媒を作るアプローチを決める要素として、コストが大きく影響するのではないか」、「特定の種類の細菌にだけ抗菌ペプチドが効くようにできないか。特異性の高さを活かした方が、環境への悪影響も少なくなり、パンデミックも防ぎやすいのではないか」など、各登壇者の講演内容を踏まえた問いが参加者から寄せられ、議論が活発に交わされました。現在の研究テーマを選んだ経緯についても登壇者からご披露頂き、90分の予定終了時刻を過ぎても大半の参加者が残り、視聴を続けていました。終了時には「初めて参加したが、とても楽しかった」等のコメントがチャットに並びました。今後も広報室として、本所の研究成果を社会に伝え、ともに考える企画を進めて参ります。

企画・実施にあたっては、所内組織「もしかする未来の化学(MMC)」から北條教授、砂田教授、杉原講師にお力添えを頂きました。心から御礼申し上げます。
配信の様子はアーカイブ(URL:https://www.youtube.com/watch?v=J5nqArmqaQg)でご覧いただけます。

 (広報室 次長・准教授 松山 桃世)

webアゴラポスター.jpg

月別アーカイブ