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【報告】「第3回光物質ナノ科学研究センター(NPEM)研究報告会」の開催(開催日:2022/3/1)

 2022年3月1日(火)13時25分より「第3回光物質ナノ科学研究センター(NPEM)研究報告会」が開催された。今回は、本センターの研究室に所属する修士課程学生8名、博士課程学生4名と、本センターの寒川 哲臣 客員教授が所長を務めるNTT先端技術総合研究所からNTT先端集積デバイス研究所の研究員が、それぞれの研究について発表した。

 本報告会は、学生からの「他の研究室の学生と研究交流を行いたい」という希望もあって企画されたイベントだが、東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数が連日1万人前後という状況を考慮し、今回も全面オンライン開催となった。

 本センターはナノ科学と光、物質を共通項として、物理、エレクトロニクス、化学、材料、機械等の様々な分野の融合による新分野の開拓に取り組み、その成果を工学諸分野に応用することを狙いとして活動している。そのため発表内容も多岐にわたり、日頃接する機会が少ない分野の知見を深めるという意味で、センター所属の教職員・学生にとって大変有意義な機会となっている。

 優れた発表を行った学生に贈られる優秀発表賞には、修士からは、岩本研究室 修士課程2年 宮崎 亮輔 さん「バレーフォトニック結晶を用いたトポロジカルスローライトレーザ」、立間研究室 修士課程2年 井澤 哲舜 さん「二次元キラル光学特性を示す銀ナノプレートの円偏光による作製」、石井研究室 修士課程2年 大西 航平 さん「有機イリジウムポルフィリン錯体のS-T吸収を利用した赤色光アンケージング反応」が、博士からは町田研究室 博士課程3年 瀬尾 優太 さん「グラフェン/h-BNファンデルワールス接合におけるトンネル伝導スペクトロスコピー」が選ばれた。

 新型コロナウイルスの感染拡大はすでに二年に及び、修士課程の学生は全ての期間を活動制限下で過ごす異例の状況となっているが、発表は非常に高レベルで、優秀発表賞の選出も甲乙つけがたいものだった。当日は54名が参加し盛会であった。今後も開催を継続していきたい。

(光物質ナノ科学研究センター センター長 志村 努/基礎系部門 志村研究室 技術専門職員 鎌田 久美子)

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左から、志村 努 センター長による開会あいさつ、平川 一彦 副センター長による閉会あいさつ、町田研究室 瀬尾さん
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左から、岩本研究室 宮崎さん、立間研究室 井澤さん、石井研究室 大西さん
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参加者による記念撮影

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