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【報告】第7回海中海底工学フォーラム・ZEROオンライン(開催日:2022/4/22)

 4月22日(金)、第7回海中海底工学フォーラム・ZEROオンラインが、本所コンベンションホールにて開催された。本フォーラムは、理学と工学の水面下の接点を探るべく、年に2回、本所(春)と本学 大気海洋研究所(秋)にて、理学と工学系の最新の動向を取り上げて開催されている。新型コロナウイルス感染症拡大のため、第3回目からオンライン開催を余儀なくされているが、今回、将来を見据えてハイブリッド形式のシステムを導入した。

 フォーラムは、大気海洋研究所 道田 豊 教授の開会挨拶に続き、大気海洋研究所 乙坂 重嘉 准教授から「福島沿岸の海底における放射能:この10年とこれから」について、海洋研究開発機構 大和 裕幸 理事長から「国際海運ゼロエミッション化の経済的技術的問題とその解決方策について」、本所 ソーントン ブレア 准教授から「複数AUVによるコバルトリッチクラスト(CRC)賦存量調査」について、そして(株)アクアフュージョン 笹倉 豊喜 代表取締役から「70年の常識を覆したFINE(Fast INterval Echosounding) Technology」などの講演があった。サイエンスのホットな話題から最新の海中技術の紹介まで多様性に富む講演が行われ、関連する研究者や企業の技術者、学生など幅広い層の約280名が参加して、自由闊達な議論を楽しんだ。

 最後に、本所 巻 俊宏 准教授による挨拶では、10月14日(金)、大気海洋研究所で開催される次回フォーラムの開催形式について参加者に問いかけた。懇談会がなくてもリアル参加したいか?オンラインのみでも参加したいか?いずれも拮抗する人数の方達が挙手される結果となり、どのような形式であれ、本フォーラムを支持してくださっている事がうかがわれた。次回、本フォーラムを紹介する機会を得る頃には、来場型中心の開催との報告ができる状況となっていることを期待したい。

(海中観測実装工学研究センター 特任研究員 杉松 治美)

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乙坂准教授による講演 
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大和理事長による講演
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ソーントン准教授(右上)の講演および質疑応答、司会の巻准教授(右下)

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