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社会連携研究部門「未来志向射出成形技術」第3回シンポジウム

 社会連携研究部門「未来志向射出成形技術」は、射出成形技術およびその応用技術を関連企業と先導していくことを目的として2018年4月に設立された。設立後3年半の間に進んだ様々なプロジェクトの進捗状況を総括するとともに、特別講演を交えながら現在および未来の射出成形技術を議論するため、本部門の第3回シンポジウムを2021年11月24日(水)に開催した。新型コロナ感染予防の観点から、本所An棟コンベンションホールに集まる聴衆を50名以下に制限し、大部分の参加者はオンライン(Zoom)で聴講するハイブリッド形式を採用した。ハイブリッド開催にあたっては本所映像技術室にご協力をいただいた。

 シンポジウムは本所 年吉 洋 副所長の開会挨拶に始まり、特別講演として、芝浦機械株式会社 成形機カンパニー成形機技術部 橘田 英晃 技術部⾧から「成形品機能・性能の向上のための発泡成形技術の探求」、株式会社デンソー 生産技術研究開発部造形加工開発室 鈴木 信室⾧から「自動車部品における成形技術の開発動向」についてご講演いただいた。その後、本部門 梶原 優介 特任准教授が「射出成形による金属と樹脂の接合技術」について、本学 横井 秀俊 名誉教授(現 YOKOI Labo 代表)が「射出成形現象の可視化・実験解析」について総括講演を行った。加えて、本所の龍野 道宏 特任講師が「フローフロント近傍のせん断応力分布計測および可塑化過程の可視化解析」について、木村 文信 助教が「型温の動的分布制御がもたらす成形接合プロセスの高効率化」について最先端の研究講演を行った。会場の来場者、オンライン聴講者を合わせると参加者は250名以上に上り、大変盛況な会となった。

 シンポジウム後はAn棟1階のレストランapeに移動し、コロナ感染に最大限に注意を払いつつ少人数で懇親会を開催した。アクリル板を介したささやかな会ではあったが、親交を深める非常に良い機会となった。

(未来志向射出成形技術社会連携研究部門 特任准教授 梶原 優介)

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年吉副所長による開会の挨拶、橘田氏による特別講演、鈴木氏による特別講演

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梶原特任准教授の総括講演、横井名誉教授の総括講演、龍野特任講師の研究講演、木村助教の研究講演

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人数制限を行った会場の様子、懇親会の様子(ape)

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