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トウェンテ大学MESA+研究所との交流ワークショップ開催報告

 2020年10月、本所とトウェンテ大学MESA+研究所(オランダ)は研究交流の覚書(MOU)を交わし、研究交流を行っています。MESA+研究所はトウェンテ大学の付置研究所で、ナノエレクトロニクス、ナノフォトニクス、MEMS/NEMS、ナノバイオ、マイクロフルイディクスなどの分野の研究者約500人が所属しているナノテクノロジー研究所で、本所のナノテク分野の研究活動と共通点を多く持っています。本所のF棟1階ピロティ付近のチューリップにお気づきの方もおられるかと思いますが、このチューリップはMOUの締結を記念して、MESA+研究所より贈られたものです。

 第1回目の交流ワークショップは、2019年にトウェンテ大学で開催されましたが、コロナ禍の影響で、第2回、第3回はオンライン開催となりました。第3回目となる今回のワークショップは、2021年10月26日(火)、27日(水)の2日間にわたり開催されました。今回は、MESA+研究所側が幹事役となり、Wilfred van der Wiel教授の開会挨拶でワークショップが始まりました。本所からは、町田 友樹 教授、野村 政宏 准教授、マーク ホームズ准教授、杉原 加織 講師、酒井 雄也 准教授、平川 一彦 教授の6名が講演し、MESA+研究所からも6名の研究者の講演があり、6+6形式の交流ワークショップを行いました。

 ワークショップでは、層状物質などのナノ電子材料やナノデバイスから、ナノバイオ、単一分子計測、社会と親和性が高い新しいコンクリート材料など、非常に幅広い分野の議論が行われ、様々な分野で交流する意義を実感しました。次回は2022年秋に東京で開催を予定しています。

(光物質ナノ科学研究センター 教授 平川 一彦)

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ワークショップでのスクリーンショット

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