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【報告】寄付研究部門シンポジウム2020『車両運動制御とHMIから見た自動運転の未来』を開催

3月23日(月)、シンポジウム『車両運動制御とHMIから見た自動運転の未来』が開催された。2018年12月1日に設立された自動運転の車両運動制御寄付研究部門が主催した本シンポジウムは、年吉 洋 副所長による開会の挨拶で始まった。寄付研究部門の特任教授を兼任する須田 義大 教授から本寄付研究部門の設立経緯と取組みの概要について、寄付研究部門所属の平岡 敏洋 特任教授と小野 晋太郎 特任准教授からは、車両運動制御、Human Machine Interface(HMI)、センシングなどの、自動運転や運転支援の要素技術に関するこれまでの研究内容と今後の研究予定が発表された。

また、自動運転技術の社会普及に関係する官公庁からの招待講演として、内閣官房情報通信技術総合戦略室の平井 淳生 参事官に「ITS・自動運転に係る政府の取組について」という題目でご講演いただいた。さらに、本寄付研究部門の寄付元である株式会社ジェイテクトの研究企画部渉外グループ・グループ長である川原 禎弘 氏から「自動運転を支えるステアリングのエッジテクノロジー 」のタイトルで特別講演をいただいた。

当初、本所 コンベンションホールに来場者を迎えて開催する予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、Zoomによるオンライン配信による開催となった。開催日の約2週間前に開催形式を変更することになったが、事前参加登録者数は400名を超え、視聴者数は瞬間最大で約280名に達した。シンポジウムの最後に、視聴者から寄せられた質問やコメントに対して講演者全員で回答し議論するセッションを設けたが、活発な意見交換ができた。初のオンラインシンポジウムであったが、盛況のうちに幕を閉じることができたといえよう。

(機械・生体系部門 特任教授 平岡 敏洋)


左から、年吉副所長、須田教授、平井参事官、川原氏、平岡特任教授、小野特任准教授。


Zoomで寄せられた質問を司会者が伝えて、講演者たちが回答する質疑応答セッション

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