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トークセッション「素材をあやつる新時代の錬金術 ~"分子のルール"を支配せよ」(開催日:2019/1/12)~終了しました~

1月12日(土)に日本科学未来館で開催されるするトークセッション「素材をあやつる新時代の錬金術 ~"分子のルール"を支配せよ」に本所の研究者が登壇します。気軽に研究者と語り合う30分のイベントです。研究者が見ている素材(物質)の世界と機能を操る可能性を一緒に考えてみましょう。

開催日時 2019年1月12日(土)
(1)12:30〜13:00 (2)15:30〜16:00 ※1日に2回開催します(内容は同じです)。
開催場所 日本科学未来館 5階 コ・スタジオ
対象 小学4年生以上
定員 各回30名程度(定員を超えた場合は、立ち身でのご見学も可能です。)
参加費 入館料のみ
参加方法 事前申し込み不要。直接会場にお越しください。
主催 日本科学未来館
協力 東京大学生産技術研究所
問い合わせ先 日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)

企画概要

硬いモノと、やわらかいモノ。じょうぶなモノと、もろいモノ。磁力があるモノと、ないモノ......。私たちはいろんな種類の分子でできた素材(物質)に囲まれ、日々なにげなく使っています。なかには「もっと小さく軽くて大容量のバッテリーがあればいいのに」というような、素材の機能へ不満もあるでしょう。その不満、「分子のルール」を⽀配できたら解決できるかもしれません。

これまでは、より良い機能をもった種類の分子を作り出すことで、役に立つ素材を発見してきました。これに対し東京大学生産技術研究所の高江 恭平 助教は、種類ではなく、分子そのものがもつルールと素材の機能との関係に注⽬しています。もし、ルールを操ることができたら、モノの機能も変えられるかもしれません。その可能性をシミュレーションによって探っています。それはまさに、新時代の錬金術といえるでしょう。

研究者が見ている素材の世界、そして、水やガラス、金属などの身のまわりのモノの機能を操る可能性について、⼀緒に考えてみませんか︖

※音声認識字幕で情報保障を⾏います。

分子モデルのシミュレーション(イメージ)

研究者からのメッセージ

身の回りにありふれた様々な物質の現象は、膨大な数の分子が集まった結果です。でも、ひとつひとつの分子(0.000000001メートル!)はとても単純なルールに従っています。分子のルールを変えることで目に見える現象をあやつるという、美しい関係を私と⼀緒に見てみましょう!

高江 恭平 助教

研究者プロフィール

高江 恭平(東京大学生産技術研究所)
東京大学生産技術研究所 基礎系部門田中肇研究室 助教。鹿児島県出身。
京都大学理学部に進学し、⾃由の学風のもと物理学を学ぶ。
同大学院にて博士(理学)取得、2016年より現職。
専門は相転移のダイナミクス、ガラス転移、ソフトマター物理学、水や誘電体の電気現象。

企画・ファシリテーション

漆畑 文哉(日本科学未来館 科学コミュニケーター)

※イベントの様子を撮影した写真を広報などの目的で使用および公開する場合があります。予め、ご了承ください。

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