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Team KUROSHIO、海底探査の国際コンペティションで決勝に進出

海洋研究開発機構や東京大学 生産技術研究所を始めとする日本の大学、国立研究機関、民間の若手メンバーで構成される「Team KUROSHIO」が、海底探査の国際コンペティション「Shell Ocean Discovery XPRIZE」に挑戦しています。このコンペティションでは、自律型海中ロボット(AUV)を使って、500km2という超広域の海底地形図を高速で作成することを目指し、技術を競います。
2016年12月に書類審査を通過したTeam KUROSHIOは、2018年1月に、生産技術研究所の水槽で「Round1技術評価試験」を受けました。プエルトリコ実海域で実施予定でしたが、ハリケーンによる壊滅的被害を受けたため、本コンペティションを主催するXPRIZE財団の審査員が各チームを訪問する、個別試験に変更されたのです。
そして2018年3月7日、XPRIZE財団よりRound1技術評価試験の結果発表が行われ、Team KUROSHIOは2018年10-11月に行われる決勝戦「Round2実海域競技」へと進出することになりました。Round1を通過したチームは、19チーム中9チームで、アジアからはTeam KUROSHIOのみが選出されています。
2018年3月15日、ロンドンで開催された国際会議「Oceanology International」の「Catch the Next Wave」セッションで、Round1通過チームの表彰式が行われました。Team KUROSHIOからは、ソーントン・ブレア(生産技術研究所 准教授)、大木 健(海洋研究開発機構 技術研究員)、各務 均(三井造船株式会社 主任)の3名が参加しました。
Round2では、水深4,000m級の深海へロボットを展開してデータを取得するという、大変難易度の高い課題に挑みます。引き続き、ご協力とご声援をお願いいたします。


Shell Ocean Discovery XPRIZE表彰式
ロンドンで開催された国際会議「Oceanology International」の「Catch the Next Wave」セッションでの表彰式の様子。左から各務 均(三井造船株式会社 主任)、ソーントン・ブレア(生産技術研究所 准教授)、大木 健(海洋研究開発機構 技術研究員)。

関連リンク
Team KUROSHIO 深海への挑戦
Shell Ocean Discovery XPRIZE Home Page

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