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ガス貯蔵材料などに活躍、柔らかい次世代多孔性結晶開発へ――孔の硬さと大きさが変化し、分子の吸着・脱着状態が安定化――
ガス貯蔵材料などに活躍、柔らかい次世代多孔性結晶開発へ――孔の硬さと大きさが変化し、分子の吸着・脱着状態が安定化――

柔らかい次世代多孔性結晶開発(1200_800).jpg

東京大学 生産技術研究所の光元 亨汰 特任研究員、高江 恭平 特任講師は、ナノメートルサイズの小さな孔に選択的に分子を吸着し、消臭剤や脱水剤、触媒などで活躍する、柔らかい多孔性結晶の新たな理論モデルを提案し、分子吸脱着を制御する指針を得ました。
分子吸着によって結晶の硬さや孔の大きさが変化することで、吸着・脱着状態が安定化されることが明らかになりました。
優れた安定性を示すガス貯蔵材料や触媒など、機能的な多孔性結晶開発への応用が期待されます。