2023.07.21 プレスリリース 【記者発表】ガス貯蔵材料などに活躍、柔らかい次世代多孔性結晶開発へ――孔の硬さと大きさが変化し、分子の吸着・脱着状態が安定化―― #東大生研 の光元 亨汰 特任研究員、高江 恭平 特任講師は、ナノメートルサイズの小さな孔に選択的に分子を吸着し、消臭剤や脱水剤、触媒などで活躍する、柔らかい多孔性結晶の新たな理論モデルを提案し、分子吸脱着を制御する指針を得ました。分子吸着によって結晶の硬さや孔の大きさが変化することで、吸着・脱着状態が安定化されることが明らかになりました。優れた安定性を示すガス貯蔵材料や触媒など、機能的な多孔性結晶開発への応用が期待されます。
2023.07.20 プレスリリース 【記者発表】タンパク質が「形」を保つ力の超並列測定法 ――タンパク質科学のAI開発にも貢献―― #東大生研 の坪山 幸太郎 講師 (研究当時、ノースウェスタン大学、ポスドク)と、ノースウェスタン大学 ガブリエル ロックリン 助教らによる研究グループは、タンパク質の構造的な安定性を超並列に測定する方法を開発しました。従来は一度に1種類のタンパク質についての構造安定性しか測定できませんでしたが、90万種類程度をまとめて測定することに成功しました。疾患の原因となるアミノ酸変異の特定やタンパク質医薬の効率的な合成を補助するAI開発への貢献が期待されます。
2023.07.19 トピックス 【報告】2nd International Joint Student Seminar on One Health, One World (OHOW)(開催日:2023/6/28-29) 本学 ワンヘルス・ワンワールド連携研究機構(OHOW)は、6月28日(水)、29日(木)に2nd International Joint Student Seminar on One Health, One Worldをタイ王国のアジア工科大学院(Asian Institute of Technology: AIT)で開催した。
2023.07.19 トピックス 【報告】ワークショップ『台風を操る!?―未来の技術「気象制御」は何をもたらす?』(開催日:2023/7/5) 7月5日(水)に鹿児島県 肝属郡 肝付町で、一般市民を対象としたワークショップ『台風を操る!?―未来の技術「気象制御」は何をもたらす?』が開催され、58名の参加者があった。
2023.07.07 トピックス 【報告】「オープンエンジニアリングセンター 第1回公開フォーラム」の開催(開催日:2023/6/19) 6月19日(月)17時よりダイニングラボ(食堂)において、公開フォーラム「OPEN ENGINIEERING FORM 01人新世のテクノロジー」が開催された。
2023.07.07 プレスリリース 【共同発表】伝導率が世界最高のリチウムイオン伝導体が示す全固体電池設計の新しい方向性 次世代電池材料を用いた厚膜型全固体リチウム金属電池を実現(発表主体:東京工業大学) 東京工業大学 科学技術創成研究院 全固体電池研究センターの堀智特任准教授、菅野了次特命教授、高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所の齊藤高志特別准教授、#東大生研 の溝口照康教授らの研究グループは、伝導率が世界最高の固体電解質の超リチウムイオン伝導体を開発しました。開発した材料を用いて電極面積あたりの容量が現行の1.8倍の厚膜正極を作製し、優れた電池特性を実証。開発した厚膜正極と次世代電池材料として注目されているリチウム金属負極を利用して、大容量・大電流特性を示す全固体電池を実現しました。
2023.07.03 トピックス 【報告】Visit of Sylvie Retailleau, French Minister of Higher Education and Research in IIS and LIMMS/CNRS-IIS (IRL 2820)(開催日:2023/5/12) On the morning of May 12, #IIS and LIMMS welcomed Prof. Sylvie Retailleau, the French Minister for Higher Education and Research.
2023.06.27 プレスリリース 【記者発表】降水の気候変化の特徴を精度よく推定 ――気候モデルシミュレーションを高解像度化し、温暖化の影響を評価―― #東大生研 の吉兼 隆生 特任准教授と芳村 圭 教授は、機械学習を用いて、気候モデルシミュレーションを高解像度化する手法を開発しました。局地的な降水特性を再現し、温暖化が与える影響を評価することが可能となりました。3,000年分の気候モデルシミュレーションの高解像度化から、近年の梅雨期の降水変化は、温暖化よりも自然変動の影響が極めて大きいことが示唆されます。今後は、地形や気象現象等の複雑な相互作用による降水強化メカニズムを解明し、水災害リスクの低減につなげたいです。