年次要覧
第69号 2020年度 II. 基本情報

5. 研究所施設

5. 研究所施設

本所の施設は, 東京都駒場地区および千葉県柏市にある柏地区の2か所に分か れている. 駒場地区には研究所の研究部, 事務部, 附属研究施設であるセンター および共通研究施設の試作工場・電子計算機室等をおき, 柏地区には大型研究 や高度なデータ解析のための附属研究施設である大規模実験高度解析推進基盤 がある. これら2地区の位置, 敷地, 建物等の内容は次のとおりである.

位置

  • 東京都目黒区駒場4丁目6番1号
  • 地下鉄千代田線・小田急線代々木上原駅下車,約900 m
  • 小田急線東北沢駅下車,約500 m
  • 京王井の頭線駒場東大前駅下車,約700 m
  • 京王井の頭線池ノ上駅下車,約600 m

敷地・建物

敷地面積 92,731 m2 ただし東京大学先端科学技術研究センター等と共用
一団地申請 駒場ロッジ含む 宿舎含まず
建物棟数 研究実験棟 1棟 別棟 6棟
建物延面積 69,504 m2

主な建物とその用途

建物名 構造 利用面積(m2 主な用途
1 As棟 鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建 5,324 研究・実験・会議
An棟 (総合研究実験棟) 鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上7階建 5,690 研究・実験・会議
2 B棟-F棟 (研究実験棟) 鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上8階建 51,338 研究・実験
3 図書棟 プレハブ造地上2階建 1,400 図書室
4 食堂会議棟 プレハブ造地上2階建 1,022 食堂・会議
5 試作工場 鉄筋コンクリート造地上2階建 1,343 機械・部品作成
6 S棟(60年記念館) 鉄筋コンクリート造地上3階建 3,387 研究・実験

水道・電気・冷暖房・電話

水道は都営水道を利用しており,都営水道の消費量は月平均1,540 m3である.

電気は東京電力(株)と自家用の契約をし,特別高圧60 kV,20,000 kVAの設備を有し,月平均1,030,011 kWhの電力を消費した.

冷暖房設備は各棟とも個別空調設備が設置されている.

電話はダイヤルイン方式が採用され,概ね1,460回線の容量となっている.

位置

  • 千葉県柏市柏の葉5丁目1番5号
  • 東京大学柏キャンパス
  • つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅下車,約2 km
  • 千葉県柏市柏の葉6丁目2番3号
  • 東京大学柏Ⅱキャンパス
  • つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅下車,約1 km

敷地・建物

柏キャンパス
建物棟数 4棟
建築延面積 11,411 m2
柏Ⅱキャンパス
建物棟数 1棟
建築延面積 1,431 m2 (本所利用面積)

主な建物とその用途

No. キャンパス 建物名 構造 利用面積(m2
1 研究実験棟Ⅰ 鉄筋コンクリート造3階建 8,411
2 研究実験棟Ⅱ 鉄骨造2階建 2,486
3 テンセグリティ構造モデルスペース(ホワイトライノⅡ) 鉄骨造平屋建 441
4 再生可能エネルギー環境試験建屋(REハウス) 木造平屋建 73
5 柏II 産学官民連携棟 RC造,S造,SRC造 1,431

水道・電気・冷暖房・電話

柏キャンパス

水道は柏市より供給を受け,令和2年度の使用量は875 m3であった.

電気は,東京電力(株)との最大契約電力が11,700 kW(柏地区)で,令和2年度の 使用量は566,909 kWhであった.

一般ガスは,ENEOS(株)より供給を受け,令和2年度の使用量は13 m3であ った.

電話は令和3年3月末時点で20回線使用している.

柏Ⅱキャンパス

水道は柏市より供給を受け,令和2年度の使用量は0 m3であった.

電気は,東京電力(株)との最大契約電力が7,600 kW(柏Ⅱ地区)で,令和2年度の使用量は99,322 kWhであった.

令和元年度に新営工事が行われたAn棟B棟間渡り廊下について,令和2年2月に東京都の検査が完了し,利用を開始した.令和2年度は研究棟DEコア各階のトイレ改修工事,旧喫煙室の改修工事を行ったほか,C棟照明器具のLED化,An棟等の空調機更新を実施した.また,本所におけるキャンパス計画及び施設の運用に関し,既存施設の有効,かつ効率的な利用促進の観点から,資格面積以外の使用となっている課金・非課金及び共通使用部分について利用状況の現地確認を実施した.

定常的な業務としては作業環境測定,消防設備点検,エアコンフィルタ清掃(各2回)等を実施した.なお,今までは変電設備点検を年1回実施していたが,保安規程の変更によって,令和2年度は実施せず,次回の実施は令和4年度となった.