2025.05.22 プレスリリース 【記者発表】がん-微小血管チップでがん転移過程の一部を可視化――分子標的薬の開発や薬剤スクリーニングへの応用に期待―― #東大生研 の池田 行徳 大学院生(研究当時)、近藤 誠 助教、松永 行子 教授らのグループは、がん細胞の集団を配置した手のひらサイズの血管チップ(がん-微小血管チップ)を用いて、これらの細胞を生きたまま経時的に顕微鏡観察することで、がん細胞が血管に浸潤しCTCクラスターを形成するまでの一連のプロセスを可視化しました。本研究で構築したチップは、血管内浸潤およびCTCクラスターの形成を標的としたがん転移を抑える治療開発に活用できる可能性があります。
2020.10.20 プレスリリース 【記者発表】実際の腸とそっくり!管状の足場上で細胞を培養し、腸チップを作製~薬剤の吸収効率や腸炎などへの効果検証に応用可能~ #東大生研 の松永 行子 准教授らの研究グループは、動力や特別な材料を使わず、管状のコラーゲンゲル上で腸上皮細胞を培養するだけで、腸のようなひだ状の構造を持った3次元(3D)の腸チップを作製する手法を開発しました。
2019.01.28 プレスリリース 【記者発表】血管内皮の機能を総合的に評価できる「血管チップ」を開発 ~分泌因子EGFL7の機能解析に成功~ 松永 行子 准教授と大学院生の薄葉 亮らの研究グループは、ヒトの血管内皮細胞を手のひらサイズのチップの中で培養し、微小血管構造を人工的に作り上げた「血管チップ」を作製しました 。