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安価でシンプル、大型設備も薬品も不要な方法で、金属とプラスチックを接合 ~亜鉛めっき鋼を熱水に浸け、溶融樹脂と接合~
安価でシンプル、大型設備も薬品も不要な方法で、金属とプラスチックを接合 ~亜鉛めっき鋼を熱水に浸け、溶融樹脂と接合~

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東京大学 大学院工学系研究科 博士課程の陳 偉彦 大学院生、同 生産技術研究所の木村 文信 助教、梶原 優介 准教授は、亜鉛めっき鋼とプラスチックという異素材を、接着剤を使わず接合できる技術を開発しました。
亜鉛めっき層を熱水に浸漬して表面に針状構造を作り、溶融した樹脂を奥まで流し込むという非常に安価でシンプルな工程で、強固な接合を実現しました。型設備も環境負荷の高い薬品も不要な接合技術であり、次世代電気自動車の車体や部品の金属樹脂接合部への早期の導入が期待できます。